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【国際関係 (21世紀)】
●書籍名:『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』  (「文春新書、著者:エマニュエル・トッド」)

<出典> https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784166610242

・ISBN:「978-4-16-661024-2」
・発売日:「2015年05月20日」


*「概要」

「冷戦終結と欧州統合が生み出した「ドイツ帝国」。
 『EUとユーロは欧州諸国民を閉じ込め、ドイツが一人勝ちするシステムと化している』。」

「今後の世界にとって脅威なのは、ロシアでも中国でもなくドイツだ。
 冷戦崩壊とEU統合によって生まれたのは、ドイツの一人勝ちの状況であり、端的に言えば、「ドイツ帝国」の再来だ。
 冷戦崩壊とEUの東方拡大によって利益を得たのは、ドイツなのである。
 ドイツは、『社会主義政権下で高い水準の教育を受けた良質で安い労働力を活用し、経済を復活させ、ヨーロッパを支配するに至っている』。
 問題なのは、歴史的に見て、ドイツの外交政策が、常に不安定でバランスを欠いていることだ。
 今後の世界にとって最も危険な脅威は、「強すぎるドイツ」である。」


*「著者について」

「エマニュエル・トッド (Emmanuel Todd)
 フランスの歴史人口学者・家族人類学者。1951年生まれ(70歳)。」