専業三社に入社して6年目で、今年4月に某インフラに転職した。
結果、本当に転職してよかったと思っている。

まず今後のエンジ業界についてだが、間違いなく再編が起こると思う。
海外事業はおそらく全社とも厳しい。中韓エンジ台頭に加え、案件大型化、労働者リスクに日系企業では太刀打ちできていない。(生き残れるのは日揮くらいか?)
国内では、再エネ分野がブーム。ただそれも固定価格買取の一時的なものであり、すぐに収束するだろう。お客も昔に比べ知識をつけてきている。

入社して感じだがエンジ会社の技術力は落ちてきている(特に若手エンジニア)。
海外プロジェクトであれば、国際的な価格競争に勝つため、詳細設計は海外拠点が遂行する。若手でもレビュー側、マネジメント側という立場で、拠点の設計支援を任せられるケースが多く、専門的な知識が身につきづらい(長く業界にいれば別だが。)

一方でお客、ベンダーとの要件調整、価格交渉や、拠点エンジニア、現地施工業者へのプロシージャ作成、管理業務では、常に自身の考えの論理性と判断のスピードを求められ、ビジネス感は間違いなく身につく。

海外の仕事に憧れて入社したが、一度長期で現場に滞在すると目が覚めた。
最盛期にならば休みのない現場、気分転換するにも場所がない滞在先、言うことを聞かない海外のワーカー、重くのしかかる納期のプレッシャー。楽しいのは赴任後の3か月程度。

色々たれたが、この業界は波が大きすぎて、先行きが見えない。
定年まで働けばかなりの力がつくが、自分には耐えられなかった(やりがいは感じられた)。
また自分の周りの10年未満の若手も5割くらいは転職を考えているという話を耳にしていた。
インフラに転職し、この業界がいかに特殊だったのかを感じている。
就活している方々の参考になれば幸いです。