ランバートは、本来は吸光の法則。曲線の式に表せるのだが、
曲線の一部の一次式に近似できる部分を使っている。
ここから、一次式に近似できるのであれば、本来の条件(前提条件)と多少ずれていても良しとしている。
極端な例が、医療用血沈瓶の吸光度による測定。

発光分析の場合には、発光する光子(可視光・紫外・赤外・ラジオ波)数を光電子倍増管で数えている。
発光する光子数は濃度に比例する、という近似が可能な部分をランバートの式に乗っているとして、濃度を求める。

γ線の吸収が激しい波長(例、軟X線)と、少ない波長(γ線)があるのでちょっと問題なんだけど
γ線は少しぐらいのプラスチックでは素通りしてしまう。水では少し減る。
上空や下面の影響が少ない、常に一定した測定値の得られる場所を見つけて(私の場合だと、0.06-0.10で、0.06になるまで拭き掃除。2回もやれば常に0.06)
乾麺(水分が少ないのでプラスチックと近似可能)を測定、2つ重ねて、3つ重ねて、4つ重ねて、5つ重ねて、、
とやって、3つまでならば線形が出た。4つ目以降は曲がった。
10%入っている塩の影響か、距離が長くなったためか、何かわからんけど、数値が上がらなくなった。
γ線が吸収されなければ、試料の厚さを厚くするだけで濃度が線形になってくれれば、測定可能。

吸光光度の高校生向け実験の場合、カラー写真の色補正に使う色付フィルムを挟む枚数で、
光吸収の線形を示すから、極端に間違った内容ではないだろう。
毒性の強い薬品を使うこともあるので高校生に濃度の違う薬品を用意して、1個1万もするセルを触らせてきゅうこう光度法をやらせるのは酷。
もってはいけない場所を持つと吸光度が極端に替わって、場合によると油汚れによってセルがつかえなくなる。

>>130
>怪しさが増すばかりだぞ…。
そりゃ仕方ない。
家庭内にある機材+エアでやってんだから、正規の計量証明関係をまったく無視している。