http://sankei.jp.msn.com/region/news/120512/fks12051211540000-n1.htm

福島の小学校、屋外で運動会 玉入れではマスク
2012.5.12 10:58

青空の下、マスク姿で玉入れをする市立三河台小学校の児童=12日午前、福島市

 福島市の市立小学校で12日、運動会が始まった。昨年は東京電力福島第1原発事故による放射線への懸念から、
3分の2が開催を断念したり、屋内に切り替えたりしたが、今年は51校全てが順次、屋外で開く。

 昨年は中止した児童436人の三河台小も、グラウンドで2年ぶりの運動会。開会式で1年生の3人組が
「最後まで一生懸命走り抜きます」と、かわいらしく宣誓した。

 佐久間裕晴校長は「本来の屋外でできてうれしい。子どもたちが夢中になって元気に取り組む姿を通して、
福島も頑張っていることを見てほしい」と話した。

 土ぼこりが舞う玉入れ競争では児童がマスクを着用した。
http://sankei.jp.msn.com/images/news/120512/fks12051211540000-p1.jpg

 学校によると、土を入れ替えて除染し、校庭内の線量が毎時0.13〜0.18マイクロシーベルトに下がったため開催を決めた。
児童の健康や保護者の心配に配慮し、種目を減らして午前中のみとした。