「イゼベル」は、Ἰεζάβελイェザベルと書かれていますがヘブライ語聖書では
イゼベルなので、イゼベルと訳されています。
イゼベルという名の女性はヘブライ語聖書では列王記上に出て来るアハブ王の王妃
だけです。北王朝で首都サマリアを繫栄に導いたアハブ王ですが、南王朝視点から
書かれている列王記では悪者で、バアル信仰をし、バアル神殿を建てたと非難され
ています。王妃のイゼベルは王死後も君臨したのですが、「淫行と麻薬」に耽った
と非難されています
さて、続けて「この女は女預言者と自称し」と非難していますが、列王記のイゼベルは
ユダヤ教で最悪の女性の名前というだけの悪口として使用しただけで、実際の非難相手は
こちらの自称女性預言者です。
つまりテュアティラの教会に1人の女性預言者がいた。そいつが気に入らんという話です
テュアティラ教会を開いたのは使徒16:14のリュディアという女性です。パウロに出会い
パウロの支持者となり、テュアティラを本拠地として、テュアティラで開教した女性なので
サディスト編集者の頃に生きてたいたわけではないが、有名だったので非難の対象とさ
れたということでしょう。