成仏法を抜きにした仏教は、たんなる哲学、倫理、道徳でしかありません。
哲学・倫理・道徳でカルマからの脱出・因縁解脱などぜったい出来るはずがないのです。

たんにお釈迦さまの直説経典というだけではありません。仏教の目的である成仏するということ、
つまり仏陀になるための方法が、阿含経にしか説かれていないのです。
この事実を知りながら仏弟子として黙殺することはできません。
そのために、艱難辛苦(かんなんしんく)を覚悟して阿含宗を立宗されたのです。

この成仏のための修行法が、仏教学上、「七科三十七道品」と呼ばれているもので、
桐山管長は、これを「ブッダになるための、七種のシステムと三十七種類のカリキュラム」と呼んでおられます。