>>493
これも見てパッとわかったねw
何を勘違いしているのか

簡単に言うと、 「Aは空である」 という言い方は間違ってる

おそらく、おまえは、「Aは空である」という言い方は、
間違ってはいないと思うだろう。

ここからすべての錯誤が始まってる。
こういう考え方から。

「Aは空である」 という言い方は間違いで、実際には、「Aは無である」という方が正しい。
これはよく完全無のように誤解されるが、
もっと正確に詳しく言うと・・・

「Aという名称・型枠」が「無」、ということ。
「空」というのは「個」に対して言われることではなくて、「からっぽ」という意味の通り、
「入れ物の中が空っぽ」・・・・ つまり、

たとえば、さっきの墨汁の例えで言うと、墨汁の中が墨汁一色のみであった場合、
そこに「」で囲われた、「水」「墨」というものが無かった場合、「墨汁の中が空になった」 という表現が出来るだろう。

凡夫が今まで墨汁の中にいろんな「我」を見ていたが、それらの「」が一切無くなって。
つまり、墨汁の中にいろんな「」が消えたわけだから、空になったわけだ。

こういうように、大きな中身の中に、「我」が一切消えて、空になることを「空」という。
だから、その「」も、この「」も、(全体に対して)空なんだよ、っていう表現は出来るが、
Aという個物に対して、それのみを指して、「Aは空である」ということは出来ない

それを言うなら、「Aは無である」だ。
これを墨汁の例えで正確に言うならば、墨汁の中において、「水」という分離した存在は無い、ということ。

だから、Aも空、Bも空、Cも空、それらいくつもの空があるんだ、という説明は、
まったく成り立たない

それを言うなら、全体の中において、AもBもCも空である・・・ というのが正しい