>>551(続き)
極微の刹那生滅は後のヴァイシェーシカ学派の説の流用だから、そのまま倶舎論っていうのは訂正しておきましょうか。
有部の刹那生滅は素粒子の刹那生滅というよりも、縁起説を突き詰めたもので、よく映写機に喩えられますが、三世(未来・現在・過去)をたて、条件未成立の未来・条件成立(因縁仮和合)の現在・条件崩壊の過去(落謝)として、我々の認識しうるのはその条件成立の現在のみって事の様ですが、説明が面倒なのでw