>>349
現代の聖書は
ヘブライ語聖書については、最古の完本写本であるレニングラード本(10C)を底本として
様々な写本を参照し校訂したBHS(ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア)を
各国語に翻訳しています。
新約聖書については、4cの大文字写本を中心に校訂したNA(ネストレ・アーラント)を
各国語に翻訳しています。
その上で、日本の翻訳聖書には三系統あります。
1.プロテスタントメインライン及びカトリックの共同訳
 聖書協会共同訳・・・2018年翻訳の最新訳です。普通の人はこれを購入しましょう。
 新共同訳・・・30年前の翻訳で、多くの教会が使用していますので、通った教会が
        これを使用していればこれもありですが翻訳は悪いです。
 口語訳・・・70年前の翻訳聖書。当時は核心的でしたが、今となっては・・・。

2.学術系
 岩波委員会訳・・・聖書学者さんたちの訳ですが、精度は低いです。簡単な注があります
 フランシスコ会訳・・・カトリックの学者さんらの訳で注が充実してましたが、合冊本は大幅に削除されてます
            また50年前の訳ですので古いです

3.福音派
 新改訳2017・・・福音派の最新訳です
 新改訳第三版・・・福音派の30年前の訳です。

4.カルトの訳
 回復訳・・・ローカルチャーチという異端の訳です。注は充実してますが、中国人の注解で、
       ところとごろ日本語理解が変です。英語訳からの重訳なので価値はゼロです
 ファイヤーバイブル・・・聖霊派のスタディバイブルで注が充実しています。
     ドナルド・スタンプスという宣教師の個人理解による注解なのでレベルは低いです。
     しかも聖書本文は新改訳第三版を流用していますので、翻訳していません。
     ドナルド・スタンプスの聖書理解を紹介しているだけで、ほぼお笑い系です