ヤンキー麦組長よ
土壌には、物理性、化学性、生物性の三要素がある。

贋農家も指摘する通りで、まず自分の土の状態を知ることが先だ。
日本は大体において雨によって酸性に傾くということで、
アルカリ資材である石灰を撒く習慣があるのだが、この慣習によつて
むしろ撒きすぎの弊害が出ているぐらいだ。
なのでまずは土のPHを測る。

次に大切なのが栄養だが、乾燥鶏糞はたい肥というより、有機ではあるが
化学肥料なみに即効性のある肥料だ。安いので肥料として使うのはありだが
俺は使わない。野菜がまずくなるからだ。

物理性を改善して、団粒構造を形成するのに一番よいのは腐食を増やし
有用微生物を働かせることだ。そのために有用なのがたい肥だ。
普通は牛糞たい肥、腐葉土だ。俺の土は元田んぼの粘土なので腐食の消耗が
激しいので、もっと炭素率の高い、もみがらや、麦わらや、たい肥化した野菜残滓を
入れている。