本題に戻そう 笑

https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/42_buddha/guestcolumn.html

二千五百年前にブッダが生み出した仏教は、その後の歴史の中で様々に変化し、本来のブッダの教えとは全く違うことを主張する流派もたくさん現れました。日本の大乗仏教も仏教の一つですが、内容的にはブッダが最初に説いた教えとは、似ても似つかないものになっています。

大乗の考え方は、どちらかと言うとキリスト教やイスラム教に近く、私たちの外に存在する大きな力に救いを求めるものです。
それに対して原始仏教は、外界ではなく心の内側に目を向け、努力による自己改革を目指します。
人知を超えた不思議な力に頼ろうとするのではなく、自分の心のあり方を変えていくことに救いを見いだす─
─という点で、原始仏教は合理的、論理的に物事を思考する現代人にもマッチする教えといってよいでしょう。