3月直後にカリフォルニア支部道場建立基金が行方不明となった
そうですが、阿含宗本山は適切な対応ができていたのでしょうか?
まず、溝口敦「阿含宗・桐山管長「美人内弟子」512号法廷の告発」
(週刊ポスト、2009年11月20日号)から該当箇所を引用します。
「阿含宗USAカリフォルニア支部は本部(京都)の許可を得て、
道場建立基金(仏舎利基金)を信者より募り、02年3月時点で
19万5000ドル(当時の為替で約2600万円)を達成したが、
直後にこの基金が行方不明になった。信者たちは騒ぎ出し、
銀行口座の出入りを開示するよう求めたが、カリフォルニア支部の
責任者をも兼ねるW局長は開示に応じず、04年10月阿含宗USAを
閉鎖した−。
その他、00年に阿含宗が道場建設のため3億円で購入したニューヨーク
の土地がW局長の名義に変わった。カリフォルニア支部職員の
全員解雇など、信者間で問題視された事柄は多いが判決には至らず、
司法の判断は見送られた。
米信者たちはまずこうした疑惑を解明すべく、02年11月、
連名で桐山管長に「上申書」を提出したが、阿含宗からは拒絶的な
書簡が送られてきただけだった。」
「05年頃、米元信者らから一時訴訟が起こされていた
(原告側の訴訟資金の不足で中断)。」
「教団広報部、W局長本人に具体的な質問項目を送っても、
それへの反駁、回答はない。」