「「彼の正体は後でよくわかり問題にしておらない。」という証言をなされました。」
(『密教宝庫を開く』織田隆弘、231ページ)

これは織田師が生前の小田師から聞き取った話です。
織田師のいう「彼」とは桐山さんのことです。
これが織田師の桐山さんへの最終結論で、相手にしない、という意味です。
小田師は最初は桐山さんの求道者然とした態度に騙された。
それは私を含めた多くの元信者が騙されたのと同じです。
皆さん、最初桐山さんの話や本を読むと、彼が仏道を窮めようと、
とても熱意のある人物であるかのように錯覚する。
それが桐山さんの詐欺師としての天才的な能力です。
だから、小田師は桐山さんの熱意ある態度にほだされて、
わざわざ慈恵会まで出かけて、また録音を取ることを許した。
まんまと宗教詐欺師の手練手管にひっかかった。

だが、桐山さんは求道者のふりをするのが得意なだけで、
実際はただ世俗的にエラクなりたいだけです。
だから、すぐに化けの皮がはがれて、正体を知った小田師は
上記のように桐山さんを批判し、拒絶した。
これが桐山さんへの小田師からの返事であり評価です。
桐山さんは小田人を騙して伝授を受けたのです。
そんな法が本当の意味で法といえるのだろうか。