>>388
北野恵宝猊下は、真言宗金剛院派という新興の流派をこさえて
それを真言宗の一番真ん中だと言い始めた。
桐山靖雄さんもある時期 その説を支持して、法話などでも
述べていた。
金剛院派=照真秘流というように北野さんは言い出して
勝手に流派の何十世だかの継承者を名乗っていた。
実際に照真秘流の名を冠した新興密教の講座まで行っていた。

北野さんは桐山靖雄さんのビジネスセンスを評価していたのだと
思います。自分よりも宣伝力があり、言葉が巧みであると。
だからいわゆる千座行という桐山靖雄専売特許の行法があるわけ
ですが、その題目は、大白身法準提尊千座行だったのですが、
これは桐山靖雄オリジナルであり、北野さんは関係のない筈だったが
北野さんは大白身法と銘打って伝法し、桐山さんの信者を
奪い始めた。この辺から二人の蜜月時代は終焉を迎えた。

おもしろいのは、後年、桐山靖雄さんがスリランカの真正仏舎利を
奉じて、仏舎利本尊を押し出した。すると北野さんの姫路のお寺
でも仏舎利拝受とか謳って活動していた事実があります。

北野さんはパクリ・変造・マジックの名人で、
桐山靖雄さんもパクリ・変造・手品の達人で、詐欺師としては
桐山さんのほうが一枚上で、影響力、集金力、売り出し、
すべてで師匠を凌駕しています。
やはり内容の無い本でも、読みやすく書くことができるという
点で大詐欺師になれたのでしょう。
桐山さんの修行体験とか、体得している内容とか、すべて
空想で書いてますので、何ら益するところはありませんが、
読み物として面白かったという点はあるのでしょうね。
(ですが、今のあらためて読んでみると、すべてインチキ デタラメ
内容空っぽだと はっきりわかりますね。ニセ聖者、ニセ超能力者
だと断言できますね(笑))