>>611の続き

ウトナピシュテムはギルガメシュにもおなじようにむいかとろくばんおきているようにいった。
ギルガメシュがごまかすことのないおようにななしゅるいのばんをつまにつくらせた。
そしていちににごとにかれのまくらもとにおかせた。
だいいちのぱんはひからびたやつ、だいにのぱんはかびのはえたやつ、だいさんのぱんは
しめったやつ、だいよんのぱんはかわがしろいやつ、だいごのぱんはへんしょくしたやつ、
だいろくのぱんはやきたてのやつ。だいなななのぱんをやいてるときにギルガメシュがめを
さました。ウトナピシュティムはギルガメシュに「ぱんをかぞえなさい、おまいがねていたにっ
すうがわかる」ギルガメシュは「しまった、ねむけにまけてみいかかんもねていたのか、もう
これではしがわたしをとらえるだろう」といった。ウトナピシュティムはウルシャナピに「かれは
あかだらけだでりっぱなからだがだいなしだ。かれをあらいばにつれていき、あかをけずり
とって、うみにはこびさらせなさい。そしてあたまのはちまきをあたらしいのにかえ、がいい
をきせなさい。そしてかれのこきょうにかえしなさい。」
ギルガメシュとウルシャナピはふねにのった。ウルシャナシュティムのよめは「かれはくろうを
してここまできたのだから、なにかみやげをあげてはどうですか」というと。ウルシャナシュティム
は「ギルガメシュよ、おまいはくろうをかさねてここまでやってきたから、かみのひみつをはなして
あげよう。このくさはとくべつなくさで、このうみのそこにはえている。そのとげがさすだろう、しして
おまえはいのちをえるのだ」これをきくやいなや、ギルガメシュはうみにとびこんだ。
そしてその草をとると、くさのとげがかれをさした。うみがかれをきしべにはこんだ。
そしてつめたいみずをたたえたいずみをみつけると、かれはすいよくをした。
そのすきに、くさのかおりにひきよせられたへびがくさをとってたべたるとわかがえり、だっぴを
した。ギルガメシュがもどってみるとくさはなくなっており、へびのぬけがらがのこっていた。