>>382

ちなみに「神の観念」が失われる=人間の言葉に固執することで現象する忌まわしき
事態は、どんなことが考えられるでしょうか?
それが、人間のゾンビ化ということであるのは明らかでしょう。

【倫理学的ゾンビの定義】
人間らしい倫理性を形成している対面的自己への媒介が、その特殊な(共通点のない)
組織的配列の結果失われ、短絡的な外部反応によってのみ行動するに至る人体の総称。

相模原のウエマツ、座間のシライシ、のようなゾンビは、他者を「言葉だけで」判断し
短絡的な行動に結びつけた、いわば客観化された(AI化した)人間(=ゾンビ)でし
た。彼らのようなゾンビ思考に失われているのは、言葉の向こうにある主観的なものへ
の配慮なのです。つまり、被害者の「死にたくない」というおのれの欲望を阻害する
言葉も、自殺志願者の「死にたい」というおのれの欲望を煽る言葉も、主観的意識によ
って気付かれる「神の観念」からは、「死んではならない」という言葉に置き換えられ
るはず、ということ。
ゾンビが、ただ人間の言葉を客観的に受け取り、それを短絡的に自らの行動へ結びつけ
ることが、いかにオゾましく悲惨な結果を生むかということは、これでお分かりいただ
けるのではないでしょうか?
哲学のみならず>>57で分類した様々な学問分野に、上記のようなゾンビ化した者が多
数蠢いています。非常に憂慮すべき事態であると言わざるを得ません。