新約聖書 ヤコブの手紙 

1章
26 もし人が信心深い者だと自任しながら、
舌を制することをせず、自分の心を欺いているならば、
その人の信心はむなしいものである。

3章
1 わたしの兄弟たちよ。あなたがたのうち多くの者は、教師にならないがよい。
わたしたち教師が、他の人たちよりも、もっときびしいさばきを受けることが、
よくわかっているからである。
5 それと同じく、舌は小さな器官ではあるが、よく大言壮語する。
見よ、ごく小さな火でも、非常に大きな森を燃やすではないか。
6 舌は火である。不義の世界である。
舌は、わたしたちの器官の一つとしてそなえられたものであるが、
全身を汚し、生存の車輪を燃やし、自らは地獄の火で焼かれる。
8 ところが、舌を制しうる人は、ひとりもいない。
それは、制しにくい悪であって、死の毒に満ちている。
9 わたしたちは、この舌で父なる主をさんびし、
また、その同じ舌で、神にかたどって造られた人間をのろっている。

( 聖書 口語訳 日本聖書協会 )