したがって目の前に車があっても、それは「車」という物体なのではなく、「車」という状態に集まった物質群にすぎない。
この真理はもちろん車に限らず、人も含めたあらゆる存在に共通する。
あらゆる存在は、状態として存在しているだけで、固定的な存在ではない。
どのようなものでも、そこに不変の本体は存在しない。
必ず物質が集まって形を為しているのであって、本体自体が不変の物質というものはどこにも存在しない