>>862
私がいつもいうように、まず基本的な前提として、
最初から“輪廻と無我は矛盾などしていない”ということが分かってないと
根本的に話にはならないんだということ。
これを理解できてない者が勝手に誤解を生じているだけのことだということを
(尚、唯物論者には絶対に理解できないから)。

『物質的領域に生まれる諸々の生存者と非物質的領域に住む諸々の生存者とは、
消滅を知らないので、再びこの世の生存に戻ってくる。』(Sn.754)

ゴータマは、
「識」(大乗の阿頼耶識)こそが輪廻主体(基体)であると明確に説かれた。
ただし、これは魂(ジーヴァ)のレベルであってアートマン(真我)ではないということ。
アートマン(真我)は輪廻しないから(これは最初から元々、輪廻していない)。
無我であるからこそ、流転変滅を続けるのであって
輪廻というのは、諸行無常と縁起のそのままの延長上であって、
単に濃密物質レベルを超越した次元まで作用している範囲を含めたものです。
輪廻を脱してない者は物質界と非物質界を行き来しながら転生を繰り返します。
だから、絶対に唯物論者には理解できないのです。