>>57
中論
第二十五章 ニルヴァーナ(涅槃)の考察
涅槃の終わりがどこまでであるにせよ
それは輪廻にある存在の終わりである
(涅槃と輪廻の)両者の間にはわずかな違いも
最も微細な違いすらも存在しない
(勝義諦としては、これで良いかもしれないけど)

それでも、とりあえず世俗諦としては
第二十四章 四つの聖なる真実(四聖諦)の考察
勝義諦・世俗諦
この二つの真実の間に引かれた区分を理解しない者は
ブッダの深遠なる真実をも理解しないであろう

現象的真実の中に存する根拠なしに
究極なるものの重要性は説き得ない
究極なるものの重要性を理解することなしに
解脱(涅槃)は達成され得ない