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【人類が幸せ】

最澄
「一隅を照らす者、これ、国の宝なり」

空海
「虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば 我が願いも尽きなむ」

明恵(9歳時)
「我れ、親類の後生(ごしょう)たすからむがために、法師になして尊とからむとす。
然(しか)ればその志を知りて尊とかるべきに、何ぞこの馬におとるべき。
今は法師になりて尊く行ひて親類より始めて、みな一切衆生を導引(みちぎ)かむと思ふ願いをおこす。
その後類親(るいしん)の恋しさもうせぬ。
尊とからむことをのみ思ひき。
かくの如く思ひつづけて高尾にのぼりつきぬ。
すなわち上覚上人に付きて倶舎頌(くしゃじゅ)を受け始む」

道元
「菩提心をおこすといふは、おのれいまだわたらざるさきに、一切衆生をわたさんと発願し、いとなむなり。
そのかたちいやしといふとも、この心をおこせば、すでに一切衆生の導師なり」

一遍
「信不信を選ばず、浄不浄を嫌わず」

日蓮
「一身の安堵を思わば、まず四表(しひょう)の静謐(せいひつ)を祈るべし」