それとも公案禅は、いきなりの霊魂体験をめざしているのか?
 
坐禅をしながら公案に没頭、ひたすら考え続ける ・・・ 
答えのない公案を考え続けるうちに → 想受滅に入ってしまう。
そして霊魂体験(満月)をしてしまう。<解けた!!!> 
という思いが、白い霧の世界に雷のように轟き、地上に生還する。 
 
これだと夢窓国師のような、神霊体験なしの霊魂体験になる。
禅者にとっては、この霊魂体験が強烈な自信になるのかもしれない。
求聞持法の空海と似たような体験だとも言える。