霊魂体験は、満月なのか、明星(金星)なのか?
 
南伝仏教は、釈尊の誕生日・成道日・入滅日をすべて「満月」にする。
おそらく釈尊の悟り内容に基づいた伝承ではなかろうか。
  
北伝仏教は、釈尊は実際の「明星」を見て大悟したと説く。
しかし、釈尊が想受滅に入れば、肉眼で夜空を見るのは不可能である。
空海の場合も同様、そのうえ求聞持法は岩屋内での行法だから、
実際の「明星」とは無関係だったと考えなければならない。
 
わたしの場合、昼間、真っ暗にした空間で霊魂体験をしている。
もちろん「明星」ではないが、その大きさから「満月」のように見えた。
わたしに体験できたのに、釈尊に体験できないわけがない。
 
ーー 結論。釈尊は「満月」、すなわち霊魂体験をした。
ーー 明星の話は、異教に影響された作り話なのかもしれない。