永井さんはウィトゲンシュタインのチェスの比喩を使って説明してる

ある人がチェスの一つの駒に、白い紙の冠をかぶせる。これはチェスのルールとは何の関係もないけど、私にとって特別な意味があるんだと言う。

この比喩は世界のあり方を表している。
チェスゲーム(世界)は客観的に最初からある(独我論ではない)
そして余計なもの(冠、私)が一つだけあって、この余計なものが重要
ある意味ではこれがなければ何も無いのと同じ

この冠が「比類なき私」のこと
「百分の一の私」という見方は駒が16個あってその内の1つが私という見方(全ての駒が並列)で
「比類なき私」という見方は16個駒がある中で一つだけ紙の冠がついている、それが私という見方