2000年(主日B年) 5月28日 復活節第6主日
使 10:23b〜48  Iヨハ 4:7〜10  ヨハ 15:9〜17

私たちがミサにおいて、特にその祭壇においてお会いするキリストは、復活のキリストです。
私たちがミサに集まるとき、復活のキリストはそこに天から降って来られます。
そして司祭の手を通して、御自身のいけにえを会衆の一人一人に与えてくださいます。

「神がわたしたちを愛して、わたしたちの罪を償ういけにえとして、御子をお遣わしになりました。 ここに愛があります。」(Iヨハ v.10)

ですから、「互いに愛し合いましょう」(Iヨハ v.7)とは、“みんなで共に御聖体に与かりましょう” という呼びかけを意味しているのです。
会衆がキリストの祭壇のもとに集まって、司祭の手を通して御聖体に与かっているとき、彼らは 「愛する者たち」(Iヨハ v.7)であり、“互いに愛し合っている群” なのです。

そのような “愛し合う群” を育て導くことを、主は弟子たちに委ねられました。
使徒と、その後の時代の後継者である教父たち、また司教とこれに従属する司祭たちは、このような教会を育て導く “弟子の務め”を果たすために、復活の主によって遣わされて来たのです。
彼らは主に選ばれて、「行って実を結び、その実が残るように」(ヨハ v.16)任命された人々です。
司祭と会衆はミサを通して互いに愛し合い、そのようにして会衆も共に御聖体に与かって “互いに愛し合う群” へと育って行きます。

復活のキリストを賛美しましょう。
「主よ、あなたは神の子キリスト、永遠のいのちの糧、あなたをおいてだれのところに行きましょう。」(拝領前の信仰告白)

・・・・・ 以下、本文参照。
http://www.kuwaei2000.com ●Archives● より