2000年(主日B年) 5月21日 復活節第5主日
使 9:26〜31  Iヨハ 3:18〜24  ヨハ 15:1〜8

「わたしはぶどうの木、あなたがたはその枝である。 人がわたしにつながっており、わたしもそのひとにつながっていれば、その人は豊かに実を結ぶ。 わたしを離れては、あなたがたは何もできないからである。」(ヨハ v.5)

今朝も福音書の朗読の後に、私たちは互いに呼び交わしました。 “キリストに賛美” “キリストに賛美”、(これは唱えるよりも歌うほうが、もっと良いと思いますが ・・・・・ )。
福音書の朗読を聞く会衆のただ中に、復活された主イエス・キリストが来てくださっていることを覚えて、私たちはその御名をほめたたえます。

人はミサに参加することによって、キリストにつながっています。
キリストは私たちのミサに来てくださって、その祭壇に与かる群の一同とつながってくださいます。
このように、ミサを抜きにしては、私たちは “キリストにつながる” ということを考えることが出来ないし、“豊かに実を結ぶ” ということもミサから切り離しては正しい意味を持たなくなってしまいます。

聖書の朗読がミサの中で行われるということは、教会にとってとても大切な、いわば基本的な事柄です。
主イエス・キリストの死と復活が記念され、十字架のいけにえが再現される感謝の祭儀の中でこそ、聖書は “神のことば” として会衆に語りかけ、聞かれ、正しく理解されるからです。