>>939
仏教だと、自己への執着、生への執着(現世、来世の生への執着)が、苦しみを生む原因だと考える。

生は苦であるというのは他のインド思想でも同じだが、
果肉(生)は苦いが、種(私の本質)まで苦いのが仏教。
つまり、私の本質は何か特別なものじゃないんだ。
また、無我・非我で、私の本質を我が物(所有物)と思わず、
無常で、私の本質は絶えず変化しているものと考える。
だから、私に起きた過去の出来事でしかないトラウマ問題に強いんだよね。黒歴史なんてぶっちぎれるw

とは言うものの、そんな仏教の考え方は、人間から尊厳とか希望とか奪ってしまうようにも思えるだろうし、
不変・不滅の私を否定するなんてのは虚無的だと、キリスト教の人が感じるのも無理はないと思う。