○○はありえない!だから××が正しい!
(聖書がこのように正確なのはありえない!だから神によって書かれたのだ!)
ってのが「無知に訴える論証」と呼ばれる詭弁

インテリジェントデザインもこういう構造をとっている
科学的思考の訓練ができていない人の考え方だね
「隙間の神」と言われることもある

実際には、“ありえないように見える”問題ってのはいくらでもある
たとえば
マルハナバチはかつて、「航空力学的に飛ぶことなどありえない」と言われていた
だからといって神の力で飛んでいたことにはならないし、
当然誰もそれをもって神の力を肯定などしなかった
実際には、体の大きさと空気の粘性を考慮することで
「ありえないわけではなかった」と後に示されたわけだ

マルハナバチの例を見れば明らかなように
軽々しく“ありえない”などとは言えないわけで、
ありえない(説明できない)ことが別の何かの証明や証拠になることはないし
ましてや超自然的な何かがそれで証明されるわけでもない

翻ってネアン君の論理を見ていくと
口伝を聖書にまとめるなどありえない
聖書の世界観がこのように科学的知見と一致しているなどありえない
ネアンデルタール人が服を着ていたなどありえない
etc...
ゆえに○○が正しい

という具合に、無知に訴える論証のオンパレード、というかそれしかない
彼の思考法そのものが
思い込み(ありえない)を根拠に
さらに思い込みをこじらせていく形になっている

彼の頭は自説を修正する構造になっていないわけだね
日常生活が大変そうだ