預言書。
預言書とは、実現したら史上最高の幻想小説だろうなという幻想文学のことである。
現在の預言書とは、幻想概念と科学の融合の実現である。
「想像したものはいつか必ず実現する」ということばこそ、歴史に名を残さなかった預言者である。

素粒子統計学。
世界中で確認できただけの国家機密にされてた素粒子をぜんぶ集めたんだよ。
二桁の数を数えただけで世界最強になってしまう。本当にがんばった科学者に褒美をやりたかった。

囮。
最強の拠点を囮にすると、けっこう見つかりにくい。

果し状。
果し状を出して、待合場所で二人で待つだけでタイマンなど勝てる。

死後の世界の概念の起こりについてのひとつの解釈。
死後の世界とは、致命傷を負って意識がなくなり、蘇生術が間に合って息を吹き返した人が、
目を覚ますとみんなが大喜びしているので始まった勘ちがいだと思っている。
ナザレのヨシュアもきっと死刑の槍を刺されたのに緊急治療が間に合ったんだろうなと思った。
戦場では、死後の世界を信じているとだまし合いで殺す隙を作られるし、なんとか説得すれば殺せる。
戦場では、傷つき意識を失い、その後蘇生術が間に合うことはよくあることである。
その時、そこを天国だとか地獄だとか信じてしまった兵士は、戦争後、人類の宗教の愚かさに気付き心的外傷を負う。

組織。
一兵卒と意見出しを兼ねる者にとって司令官は連絡役である。たいていの組織がこのようになっている。
確認とは、確認する側も確認される側も部分的にどこかを壊すということであり、科学とは壊して確認して進歩させなければならない。