>>710
木に実ったリンゴがやがて落ちて地に転がる。
木に実ったリンゴと地に転がったリンゴ。
前者には天空のシャウエッセンという名前がある。
では地に転がったほうのリンゴはなんという名前(仮面)を演じているのか。

それは『 』だ。
つまりは俺は天空のシャウエッセンしか演じていない。
狐と狸の化かし合いではなにも本当に化ける必要もない。
化けなくても勝手に人は幻をみるからな。

そして見抜く必要もないんだ。
木に実ったリンゴと地に転がったリンゴ。
どちらが本来の姿か。
そんなことは普通は考えないだろう。
アップルパイになったリンゴがあれば楽しくお茶をするだけの話だ。