パーラージカの判定は比丘サンガが行う。
パーラージカを目撃した在家信徒は、判定や裁定をする権限はないが、しかし比丘サンガ、
または預流果以上の聖者に報告することができる。

従って、パーラージカを犯した比丘が、在家信徒には裁定権限がないからといって、その
訴えを無効であるかのように印象付けることは、言葉巧みな嘘である。

また、パーラージカに相当する行為をなす者が比丘でなかった場合、比丘を僭称していた
ことになり、そもそも戒律と社会倫理の両方に違反していたことを意味する。