ちなみに、この話は自分が実際に体験した実話だよ
一応仏教徒だから嘘や脚色はない
何か質問がある人は訊いてくれ、できる限り答えるから

それでは話を続ける
その大学生とは気が合い、その後も頻繁に合うこととなった
彼も自分の能力に真面目に関心を持ってくれる人に出会えて嬉しかったようだった
二人で神社、仏閣、講習会などに行って実験や研究をした(その時の体験はまた後で話す)

さて、自分の後ろにいる(憑依?)女の霊についてだが
当然、彼に「後ろの彼女、なんとかならないか」と助けを求めたのは言うまでもない
しかし当時の彼は霊を見るのと会話はできたが、
修行をしたりテクニックを学んだことがなく、対処法も力もなくどうにもならなかった

彼と会うたびに開口一番が「今日も相変わらず彼女はいるか?」だった
そして彼は笑いながら「ええ、いますよ、いつもどうりに」と答えた

しかし笑い事ではなかった
深夜などにふと後ろの彼女のことを考えると薄気味悪く、気分が悪くなった
何とかしなくては、このままでは夜も落ち着いて安眠できないぞ、と焦る気持ちばかりが募った

そこで、