やはり「痴人の前に夢を説く」ですね。

具眼の士なら自(おの)ずからこの句の意味する所は知れるでしょう。
所詮あなたには無理なんですよ、禅は。

ならばせめて憶念しなさい。

「此があれば彼があり、此がなければ彼がない。
此が生ずれば彼が生じ、此が滅すれば彼が滅す。」

一文字毎に三拝し、あなたの心にこの言葉を刻みなさい。