続き
道元には、無常と仏性の間には、少しの相違も隙間もない。
無常なるものが無常であることが、それ自体、仏性の表れにほかならない。
それゆえにまた、一般に仏教の究極の目標とされるさとりや涅槃も、無常であるから仏性であり、仏性であるから無常である、
と主張されているのである。
主体的な立場において、徹底に二元論的概念を排除し、今ここにある真実としての仏性を明示しようとしている。

諸相と非相とを見るが若きは、 即見如来

長い仏教歴史観のなかにおいても見出しがたい独自の思想である。

全部知らないからわからないけど。