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(今回の最後の書き込みとして、書いておきます。)

人は誰でも幼少時から 「身心が自分」 だと思い込んで生きて来ているので、
「身心はあなたの本体ではありません」 と言われても、直ぐには理解できない
のが普通です。親兄弟も友達も、周りの大人達も学校の先生もみんな身心が自分
だと思って生きているのですから、それは仕方がないことでしょう。

幼児の場合は、本来の自由な意識が強く残っている為に、高いマンションなどから
飛行するつもりで飛び降りて命を失うことがあります。身心はこの物質界の支配を
受けているので、この世では身心も大切にしなければなりません。
しかし、本来の自由な意識を得る為には、「自分というものは身心ではない」ことに
目覚めることが是非とも必要になります。

小さい子供の頃は身心が自分だと思ってはいても、意識が身心とピタッとくっ付いてはいない
ので、誰でも比較的自由な気持ちで生きられていることが多いのですが、思春期に性に目覚める
ことによって自分が肉体に支配されていることを痛切に感じるようになり、意識が身心とピタッ
とくっ付いてしまう人が多いのです。

意識が身心とピタッとくっ付くと急激に心も不自由さを感じるようになります。
神経系が安定している子の場合は、ストレスを少し多く感じるようになるだけで精神障害には
ならないものですが、もともと神経系が不安定な(弱い)子の場合は、その大きなストレスに
よって脳機能のさまざまな部分が不安定になり、思春期以降に種々の神経症の症状を発症する
ようになるのです。

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