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2014年(主日A年) 8月24日 年間第21主日
イザ 22:19〜23 ロマ 11:33〜36 マタ 16:13〜20
「あなたはペトロ。 わたしはこの岩の上にわたしの教会を建てる。」(マタ v.18)
使徒ペトロは、教会がその上に建つ岩としてイエスによって選ばれました。
主イエスは、かつての古きイスラエルに代わる新しい神の民として、この岩の上に御自分の教会を建てることを約束されました。
神の選びというものを新約聖書がどのように理解しているかを、私たちはここで明確に知るのです。
主イエスはペトロを、彼自身以上によくご存じであり、試練の日に彼が主を裏切ることを前もって知っておられました。
“だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい。”(ルカ 22:32)
古きイスラエルの選びと同様に、ペトロの選びは秘義(μυστήριον)でありました。
彼が初代教会における最初の司教であった記憶が、ヨハ 21:15-17 には残されているように思われます。 (つづき)
しかし私たちは、“イエス・キリストが教会を建てる” と言われた言葉を、“キリスト教主義者の集団を育てる” というような意味での宗教活動として理解してはなりません。
イエスはキリスト教の開祖というような存在ではなくて、教会そのもの(Iコリ 12:27)、各自が洗礼によってその部分とされた一つの体の頭です(ロマ 12:5、エフェ 1:22)。
この “建てる”(οἰκοδομήσω)というギリシア語は未来形なので、口語訳では直訳して “わたしの教会を建てよう” となっていました。
つまり歴史の教会は、キリストの死と復活の後になって初めて、聖霊が降って誕生したのであり(使 2:14-42 参照)、その仲間(信者たち)は、イエスの取り巻き連中やファンではなくて、新しく生まれた者であるからです(ヨハ 3:3、IIコリ 5:16-17)。
「シモン・バルヨナ、あなたは幸いだ。 あなたにこのことを現したのは、人間ではなく、わたしの天の父なのだ。」(マタ v.17)
秘義(μυστήριον)という言葉がわざわざ使われていない場合でも、信仰の神秘は父が現してくださるものであり、それは知らされた後にもなお “秘められたもの” であり続ける秘義です。
そして教会の宣教の第一の主題は、現代においても、キリストの人格の秘義(マタ v.13)、天の国の秘密(マタ 13:11)、神の救いの “秘められた計画”(エフェ 1:9)であって、決して人間の優れた言葉や知恵ではありません(Iコリ 2:1)。
・・・・・ 以下、本文参照。
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