2002年(主日A年) 8月25日 年間第21主日
イザ 22:19〜23  ロマ 11:33〜36  マタ 16:13〜20

使徒ペトロはその名を主イエスから与えられました。
ギリシア語で “岩” を意味するこの名は、使徒たちの中で特に彼に主がお与えになった重要な役割りを意味するものでした。
教会はペトロの上に建てられているのだということの意味を考えることは、単に聖職位階に属する人々だけではなくて、私たち信者会衆にとってもまた有益なことです。

私たちが現在使用しているミサ典礼書では、感謝の典礼の中の “拝領前の信仰告白” のところで、司祭の 「神の小羊の食卓に招かれた者は幸い」 という呼びかけに応えて、会衆は使徒ペトロの言葉を借りてその信仰を告白します。
「主よ、あなたは神の子キリスト(マタ v.16)、永遠のいのちの糧、あなたをおいてだれのところに行きましょう(ヨハ 6:68)。」
このように私たち会衆は、ミサの中で御聖体を拝領するごとに、主がペトロの上に教会をお建てになっていることを覚えるのです。

「わたしはなたに天の国の鍵を授ける。 あなたが地上でつなぐことは、天上でもつながれる。 あなたが地上で解くことは、天上でも解かれる。」(マタ v.19)

使徒ペトロは他の使徒たちと共に、しかもその中の第一の使徒として、今日に至るまで教会の土台であり続けています。
どのような時代にも、教会は人間の知恵や時代の思想などによってではなくて、神から出た土台によって保たれて来たのだということを理解しましょう。

・・・・・ 以下、本文参照。
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