2005年(主日A年) 9月4日 年間第23主日
エゼ 33:7〜9  ロマ 13:8〜10  マタ 18:15〜20

エゼキエルが預言者として召されたのは、BC.594年捕囚の地においてでありました。
彼はそこから霊に引き上げられて幻のうちにエルサレムへと連れて行かれ(エゼ 8章)、反逆の家イスラエルに対して神からの警告の言葉を語りました(エゼ 2章)。

神は彼をイスラエルの家の見張りとされました。
その預言の目指すところは 「イスラエルの家よ、 ・・・・・ お前たちは立ち帰って、生きよ」(エゼ 18:32,33:11)という呼びかけであったことが、注目すべき第一の点であるとすれば、
それと共に第二の点は、彼の預言した審判がエルサレム陥落と南王国の滅亡という形で BC.587年に現実のものとなったということです。
ヤーウェはエルサレムの神殿を離れ、町と神の聖所とは破壊されました。

神からの警告と、神からの審判とを、切迫感をもって聞くことなしには、私たちはエゼキエルの預言を正しく理解することは出来ません。
イスラエルの人々は言っていました。
「彼の見た幻ははるか先の時についてであり、その預言は遠い将来についてである」(エゼ 12:27)。
しかし彼の預言は 「その日は近く、幻はすべて実現する」(エゼ 12:23)でありました。
神からの警告、神から来る救いの知らせ(福音)を聞くことから離れて、私たちは聖書から別の何かを聞き取ろうとしてはならないことを知りましょう。

・・・・・ 以下、本文参照。
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