実際にはほとんど未会員には差し上げることなく、押し入れの中にしまってあったのです。
「支部の職員さんに頼まれて買ったのですが、差し上げる相手がいなくてしまっておきました。」
「月刊誌は毎月支部に届いたものを車に積んで家に持って帰っていました。」
とのことでした。
ところが支部の職員は、それを実際に献本したと偽って、本部に報告をしていたのです。
月末が近づくと、職員が婦人部長や代表地区長に電話をかけて、伝道や献本の報告を求めるのですが、会員の皆様は苦し紛れに「うその報告」をするのです。
職員は嘘と知りながら、さらに上乗せして本部に報告していたのです。
このような実態は、前任の支部長も知りながら、黙認してやらせていたそうです。
その結果出世できて、総合本部の活動推進局への異動となっていたのです。
私は、事情を知り、即座に止めさせました。
支部の地区長会議では、会員の皆様にこの実情を説明し、「今後は正当な形での真実の活動に取り組みたい」と宣言いたしました。
すると間もなく、日ごろから活動に疑問をもっていた会員さんが支部においでになるようになって、支部行事のたびに礼拝室はいっぱいになり、新しい会員も増えてきました。
ようやく普通の支部に戻ったのです。
その時に当然、主任の考え違いは叱責しましたし、活動推進局に異動になった前任の支部長にも連絡し、従来のやり方の説明を求めました。
その直後のことです。
人事の辞令が出て、私は還俗となったのです。
ようやく支部が正常になりだした時でした。
赴任からわずか三カ月後のことだったのです。
嘘の救世活動、見せかけの信者数、隠蔽の数々。
幸福の科学とは一体何をしようとしている団体なのでしょうか。
私の経験を幸福の科学の会員の皆様に知っていただき、洗脳の解除に役立てていただければ幸いです。