心随万境転  心は万境に随って転ず
転処実能幽  転処実に能(よ)く幽なり
随流認得性  流れに随って性(しょう)を認得すれば
無喜亦無憂  喜びもなくまた憂いもなし

転は用、幽は体。
万境に従って転ずる、逆らって転ずるんじゃない。
そこに天と地以上の差がある。