イエス・キリストの啓示 パウロが記したコリントの聖徒への手紙より

「兄弟たちよ。わたしが以前あなたがたに伝えた福音、あなたがたが受けいれ、それによって立ってきた

あの福音を、思い起してもらいたい。 もしあなたがたが、いたずらに信じないで、わたしの宣べ伝えたとおりの
言葉を固く守っておれば、この福音によって救われるのです。

わたしが最も大事なこととしてあなたがたに伝えたのは、わたし自身も受けたことでした。
すなわちキリストが、聖書に書いてあるとおり、わたしたちの罪のために死なれたこと、

そして葬られたこと、聖書に書いてあるとおり、三日目によみがえられたこと、ケパに現れ、次に、
十二人に現れてくださったことです。 そののち、五百人以上の兄弟たちに、同時に現れてくださいました。

その中にはすでに眠った者たちもいますが、大多数はいまなお生存しています。 そののち、ヤコブに現れ、
次に、すべての使徒たちに現れ、 そして最後に、いわば、月足らずに生れたようなわたしにも、

現れてくださいました。 実際わたしは、神の教会を迫害したのですから、使徒たちの中で
いちばん小さい者であって、使徒と呼ばれる値うちのない者です。 しかし、神の恵みによって、

わたしは今日あるを得ています。そして、わたしに賜わった神の恵みはむだにならず、むしろ、わたしは
彼らの中のだれよりも多く働いてきました。しかしそれは、わたし自身ではなく、わたしと共にあった神の恵みなのです。

とにかく、わたしにせよ彼らにせよ、そのように、わたしたちは宣べ伝えており、そのように、
あなたがたは信じたのです。」