>>601
それは失礼!
その破門についての話は日本大乗の歴史的実態(実際にあったこと)についてです。
話をごく簡単にしてしまったので、インド仏教も日本仏教も明確に区別なく話してしまっています。

日本における顕著な原始経典に対する蔑視の伝統というのは、
日本の仏教伝来からのもので、それは中国シナ仏教からの丸ごと輸入が原因しています。
中国の高僧、天台宗第三祖の天台大師智の決定に拠って、
五時八教と呼ばれる間違った教判(教相判尺)によってダメ烙印が押された状態で日本に入ってきたからです。
ですから、大乗僧侶がこれを学ぶことは日本仏教にとって千年以上の永き間に渡ってきた絶対的なタブーなのでした。
日本で本格的な研究対象になってきたのは江戸末期〜明治初頭に入ってからです。
しかも、あくまでもそれは信仰対象としてではなく学術対象としてのこと。
このことについては、増谷文雄氏の阿含経研究の書籍を読まれればより詳しく知ることが出来ます。