「主」と訳されるκυριος(キュリオス)という名詞は、
本来は形容詞で、形容詞の男性・単数形、主格が名詞となった。

語源を遡ればκυρος(キュロス 権力)という名詞から派生。
一般名詞としては、「財産」という意味で、ことに奴隷の「持ち主」「所有者」
という意味。
呼格の場合、目上の人に呼びかけるという意味で
「先生」「旦那」「閣下」「ご主人様」。
大阪弁だと「社長!」でもいいかもしれない。