最近、キリスト教的価値観に助けられてるような気がする

洗礼を授かった正式信者ではないけれど
ヨブ記について黙想しながら希望を取り戻そうと日々抗っている

うつ病患者にとって死ほど甘い誘惑はない
いくら人生について自問自答しても生きる理由が見つからない
精神的に参って頭が回らなくなってる

今でも刃物なんかを見ると悪い想像をしてしまうけど
自殺は救いではない、という教えが、少なくとも自分にとっては強力な抑止力になっている
憂鬱は思考を麻痺させるから、教条的で盲目的ドグマなくしては自制心を発揮できないところまできてるんだろう

もし自分が唯物論に惹かれるような感性の持ち主だったら
迷いなく最も簡単に苦痛から放たれる選択肢を選んでしまうだろう
軟弱な人間だと笑われるかもしれないけど、理性が停止した時も力を発揮するドグマは本当にすごいものだと思う
特に自分が神の存在を認めたわけではないけど、誰の金言よりも確実に俺を人生に引き留めている

まあ、この力がマイナスな方向に作用した時の悪影響はまた計り知れないけど