太陽の法 愛の詩篇

愛は光です。愛は闇夜を照らし、過去を照らし、現在を照らし、未来を照らす光です。
天上を照らし、地上を照らし、人の心を照らす光です。この世のいかなる悪をもかぎりなく優しくつつみ、
この世のいかなる悲しみをも、かぎりなくあたたかくつつみ込む光です。
愛は生命です。すべての人は愛を糧として生き、愛を力として生き、愛を生命の炎として生きているのです。
すなわち愛はすべてだからです。愛なくして生なく、愛なくして死なく、愛なくして道なく、愛なくして希望なし。
愛はすべてのすべてにして、糧にして生命です。
愛は病です。この病におかされると、すべての人は、熱に浮かされ、熱に苦しみ、夜も眠れなくなってゆきます。
しかしその熱中にこそ、真なるものがあり、つきはてぬ生命の躍動があるのです。
愛は勇気です。愛なくして、人はふるいたつことあたわず、愛なくしては、人は死と立ち向かうことはできないのです。
愛は神理の導火線に火をつけるたいまつであり、迷妄に対して解き放たれた一本の矢なのです。
愛は誓いです。人びとは愛の名のもとに、ともに暮らし、ともに語らい、ともに歩んでゆきます。もし愛という名の絆がなければ、
人びとは途方にくれ、夕暮れを待つばかりです。
愛はことばです。ことばなくして愛なく、愛なくしてことばはありません。愛はよきことばであり、よき想いであり、よき波動であり、
よき調べです。神はことばにて世界をつくります。そして、愛はことばにて人をつくるのです。
愛は調和です。愛ありてこそ、人はむつみあい、許しあい、生かしあい、すばらしい世界をつくるのです。愛の輪のなかには、怒りもなければ
ねたみも、そねみもありません。愛の輪のなかには、ただこれ、大調和があって、すべての人が、生かしあっているのです。
愛はよろこびです。愛なくして真のよろこびはなく、愛なくして真のしあわせはありません。愛は神のよろこびの表現であり、
地上の悲しみを一掃する魔法です。愛はよろこびであり、そのよろこびがまた愛を生み、その愛がまた、よろこびを生むのです。
かくして愛は円環であり、かくして愛は循環なのです。