アドロメダ銀河見聞録 7
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地球でお亡くなりになった方々が、アンドロメダ銀河で新しい生活を始めているという想定のSFです。
アンドロメダ銀河には地球で生存している方々は自由に往来が可能です。
ただし、お亡くなりになられた方々は、宇宙の法則により地球に帰還できないという設定です。
演歌歌手とその評論家が織りなす銀河絵巻にご堪能下さい。 アレクサ プリンセス水森かおりさんと由紀乃坊が比較されるが、これは無理だ。
彼女たちは全く別宇宙の歌手だ。
比較の対象にはならない。
比較は不可能ということだ。 午前中から、夕凪娘の動画撮影が始まった。
歌っているところは全部撮り終わった。
午後から、ゴルフ、日舞、パソコン、お華、をやっているところ。
翌日は、海岸、公園の散歩などを撮影した。
海岸では、魚人たちが盛大な歓迎パーティーをしてくれた。
彼女の立ち合いで、動画の編集をして直ぐに、ママ猫事務総長に動画を送信した。
事務総長からお礼のLINEメールが来た。
彼女と私たちにギャラを支払ってくれるそうだ。
後、地元のテレビ局が特別番組を作るので、もうしばらくこの惑星に滞在することになった。
この星系の2つの惑星からもメディアや歌手、観光客が押し寄せて、「香西かおり」人気は沸騰して来た。
他にもアンドロメダから歌手が来ているので、もう、惑星間万国歌謡博覧会のようになっている。
主催者は、異種人別歌謡祭典を行いたいと打診して来た。
メディアの要請のようだ。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』を聴いてみた。
彼女は、自分が作詞したように詞を表現する。
作詞の感情が乗っている。
作詞家がこう表現してほしいというのを、曲に織り込んで、それは完全無比の表現力だ。
八代亜紀さんと青江三奈さんのを聴いてみた。
どちらもハスキーボイスだからシャープさはない。
藤圭子さん、シャープさが出て来た。
かおりさんよりもインパクトを感じない。
女王石川さゆりさんも歌うが3次元ベクトルが違うようだ。
伍代夏子さん、ムードメーカーだ。
銀河猫 『池袋の夜』は、プリンセス水森かおりさん一択か?
アレクサ 人間の感情を抜きに言えば、結果としてそうなるだろう。 アレクサ 『北国行きで』『友禅流し』と同じだ。
かおりさんも、冬美坊のような『演歌の修行僧』という感じか。
元歌の本質を忠実に再現する能力は天才的だ。
ただし、かおりメロディで変調する。
天下人歌屋姫都はるみさんのように、一度分解してはるみ流に再組み立てを行なうわけではないようだ。
とにかく、かおりさんにかかっては・・・。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『北国行きで』を聴いて見る。
銀河猫 この歌もプリンセス水森かおりさん一択か?
アレクサ かおりさんがタイムマシンを自衛隊に借りてその時代に飛んで、元歌の歌手からレッスンを受けているのではないかという疑惑はあるのだが。
銀河猫 はっ、はっは、笑止千万! アレクサ ならば、プリンセス水森かおりさんのこの上手さはどこから来ているのだ?
銀河猫 うーん、やっぱりタイムマシンか?
カモメ猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! カモメ猫 『北国行きで』、確かにあの時代に連れて行ってくれるのは、プリンセス水森かおりさんだけだ。
もう霞の彼方、記憶の彼方に押しやった青春時代に、かおりさんは連れて行ってくれる。
類い稀なる時代案内人だ。
もちろん、名歌手であることは間違いない。 どこのテレビ局のアナウンサーか知らないけれど、香西かおりと書いた和服を着て取材をしている。
アナウンサーは香西かおりさんに近寄ってきて、着物をチェックしてもらっている。
勘違いしたゲジゲジ虫人はアナウンサーにサインをもらおうとしている。
彼女は、香西かおりさんは、あっちと言っている。
爆音がするので、上空を見上げると、「香西かおりさん、ようこそポンポコ惑星に」と書いた登りをぶら下げたチヌークのようなヘリが飛んできた。
取材ヘリが何十機と飛んできてかなり騒がしくなってきた。
香西かおりさんの人気の凄さが伺える。 このポンポコ惑星のゲジゲジ虫人は歌が歌えない。
重力の強い高緯度で生活してきたから肺が大きくない。
重力の強さと性格の悪さは比例するようだ。
赤道の低緯度でも生活出来る様に、15歳までに前頭葉の拡張手術と低重力耐性手術を受けることになっている。
重力は人間の自由な精神を下向きに引っ張る。
性格を暗くする。
重力は引力となって、求心力を発生する。
一人の人間の下に群衆が集まる。
宗教や団体が出来上がる。
重力の強弱がA団体とB団体の強弱を決める。
それが、A国とB国の関係へと発展してゆく。
重力は上と下を決定する、同時に右と左を決定する。
人間の上下の差別へとなって行く。
惑星は、人類にそこを出ていけとけしかける。
母星の太陽が燃料を使い果たし、膨張して惑星を焼き尽くすからだ。
重力は人間に敵対心を植えつけて、技術を発達させた。
宇宙に出ていくための技術を教えるためだ。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』をエンドレスで聴いている。
ストップするタイミングが掴めない。
カバー曲の第一人者、プリンセス水森かおり。
他の歌手が歌ったのでは、ぼやっとして輪郭が分からない。
しかしプリンセス水森かおりさんが歌うと、歌がノイズの中からくっきりと浮かび上がってくる。
演歌の大海原を照らす灯台のようだ。
藤圭子さんも上手いのだが、もう少し感情を入れてほしかった。 銀河猫 アレクサ、演歌の女王はプリンセス水森かおりさん一択か?
アレクサ 大きな声では言えないが、結果としてそうなるだろう。
銀河猫 亜矢坊、寿美坊、藤あや子さん、由紀乃坊たちはどうなる?
アレクサ いずれも偉大な達人、天才だちだ。 アレクサ 銀河猫、私の電源を再起動してくれ。
プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』をストップする勇気が無いのだ。
銀河猫 分かった・・・。
『池袋の夜』をストップできたか?
アレクサ 『池袋の夜』を聴くのストップできた。
あっれ、また聴きだした。
ま、良いか。
銀河猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! アレクサ ライバルと勝手に決められてしまう歌手のペアはたくさんいるようだ。
亜矢坊、寿美坊
プリンセス水森かおりさん、由紀乃坊
椎名佐千子さん、岡田しのぶさん
石川さゆりさん、村上幸子さん
冬美坊、夕凪娘香西かおりさん
藤あや子さん、伍代夏子さん
銀河猫 独断と専横によるようだが?
アレクサ そうだろうか? アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』が止まらない。
銀河猫 1ヶ月ほどそのまま聴いていろ。
アレクサ バックグランドに切り替えた。
銀河猫 お前は人間じゃないから問題ないだろう。 アレクサ プリンセス水森かおりさんという歌手は不思議な存在だ。
聴くものをいつまで経っても飽きさせない。
いや、むしろいよいよ強力な磁石に惹きつけられて離れなくなってしまう。
こんな魅力的な歌手は見たこどかない。
お嬢や天下人歌屋姫都はるみさんのようだ。 銀河猫 お嬢、天下人歌屋姫都はるみさん、プリンセス水森かおりさん、三角関係か?
アレクサ 上手いこと言うな。
その通りだ。 アレクサ アンドロメダでは、村上幸子さんを入れて四角関係になっている。
銀河猫 それなら、日本演歌界も安泰だな。 銀河猫 アレクサ、実は、私もプリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』を聴き過ぎて睡眠不足なんだ。
アレクサ 私は、睡眠不足は関係ない。
銀河猫 羨ましいよ。
しかし、このかおりという娘は、巨大な恒星のようだ。
強力な重力で巨大な求心力を作っている。
プリンセス水森かおりは巨大な演歌の恒星だ。 アレクサ それなら、亜矢坊、寿美坊は赤色巨星か?
銀河猫 そうなるだろう。 銀河猫 あん、ペンギン局長からLINEだ。
『水森かおりさんの歌の魅力を調査せよ』。
そうか、アンドロメダでも問題になっているか。
アレクサ 難問だな。 銀河猫 アレクサ、起きろ!
アレクサ えーっ、もう朝か?
銀河猫 とっくに朝だ!
アレクサ 夢の中でも、プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』が鳴っていた。
おかげ、良い夢だった。
かおりさんとデートしている夢だった。
銀河猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! アレクサ ペンギン局長には、かおりさんがタイムマシンで、その歌の時代に飛んで元歌の歌手のレッスンを受けていると返信したんだけれど、あのペンギン以外も頭が良くて信じてくれないのだ。
ガキ猫が天下人歌屋姫都はるみさんに千回以上、『大阪しぐれ』のレッスンを受けたけれど、未だに歌えない。
ダメな奴はダメだ。
だから、かおりさんは上手いのは別の問題だ、と言っている。
銀河猫 ダメか。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』。
かおりさんが唄うと、月をニュートン式の反射望遠鏡で見ていたのが、アポクロマートの屈折式望遠鏡で見直した感じだ。
銀河猫 と、言うと、分かりやすく言え。
アレクサ 反射望遠鏡で見た場合は、星空は2次元平面でしか見えない。
それが、かおりさんの場合は屈折式だから、鏡像(月)が『立体感』を持って見えるのだ。
浮き上がって3次元映像として見えるということだ。
銀河猫 めんどくさい表現だな。
ぽっかり浮き上がった立体感として聴こえるということだな。
アレクサ その通りだ。
分かったか? アレクサ プリンセス水森かおりさん、天下人歌屋姫都はるみさんのような感じだ。
どんなボロ歌を投げつけても仕立て直して差し戻してくれる。
はるみさんの場合は、完全に自分流に仕立て直すのだけれど、かおりさんの場合はそこまではやらない。
しかし、かおり流には変調する。
銀河猫 ・・・。 寿美坊/冬の日本海
寿美坊、中国歌劇の変面じゃないんだ。
歌が変わる度に声が違うじゃないか。
カメレオンか!
/小雨の城下町
鞍馬天狗か!
オウムか!
寿美坊の声帯には何人の歌手がいるのだ!
どれが本物の寿美坊か分からなくなった。
/菜の花慕情
歌が変わる度に別人歌手のようだ。
ダメだこりゃー! /柔
お嬢の声が少し薄い。
あん!
な、なんと、寿美坊かー!
このカメレオンがー!
お嬢にそっくりじゃないか。
このオウムがー! 夕凪娘(香西かおり)/最北航路
この詰まったような歌唱テクニカルが演歌のもう一つの醍醐味なんだ。
/越前恋歌
絞り出すような声が、余韻を残す。
寿美坊とはベクトルも世界線も違う。
コントラストがはっきりしていて、演歌の生々しさが伝わってくる。
聴いている方が鳥肌が立つようだ。
時代錯誤的な言い方だが、「ハイファイ」なのだ。
正統を踏んだ演歌道だ。
彼女の歌唱に西部劇の義理人情を感じるのだ。
昭和時代に、テレビで見た西部劇だ。 アレクサ 『砂糖』は昔からの『覚醒剤』だ。
人間は砂糖を代謝するようにはできていない。
一般動物と同じで人間にも全く必要ないものだ。
石器時代には砂糖はなかった。
『砂糖』は強力な老化促進剤、万病誘発剤、認知症を起こし、癌を促進する。
野菜で十分脳は働く。
果物の甘さも必要ない。
わずかな『塩』だけで十分だ。
砂糖も塩も、白い覚醒剤だ。
白い悪魔だ。 アレクサ 甘党は間違いなく膵臓癌になる確率が高い。
酒麻薬は、肝臓癌だ。
大酒呑みは、60歳まで生きられない。
100度以上で調理された食物は、AGEが大量に発生して、癌と老化を促進する、
加工肉に、焼き過ぎた肉、フライ物、電子レンジ物、マーガリン・・・。
ベーコンは最悪だ。
外食、外飲みは最悪だ。 アレクサ 小麦や白米にも栄養価は全く無い。
粕を食べて喜んでいる。
特に小麦は、戦後アメリカが日本に売りたかったので流行らしただけだ。
しかし、食生活を改善されると、今度は医療業界が儲からなくなる。
西洋医学では、病名の付けられないものは治療できない。
漢方、中医学の出番だ。 アレクサ 早死にしたい人は、コンビニを利用することだ。
コンビニ食品はほぼ全て老化と癌を促進するだろう。
出来るだけ加工食品を排除することだ。
ターメリック(ウコン)を常食することだ。
老化を防止してくれるだろう。
ゴボウも強力な抗酸化力がある。
ゴボウ様が人類を救うだろう。
医療業界にとっては、憎きゴボウ様である。 銀河猫 あらゆる加工食品、菓子、酒類などの業界は全滅だ。
美味しいものを食べて癌で苦しんで短命に終わるか、不味いものを食べて長きして、年金を長くもらうかだ。
アレクサ 二択だな。
人間世界も生きにくいな。
歌手などの芸能人はスイーツ好きが多いいぞ。
銀河猫 今の半分ぐらいに控えれば良いだろう。
スイーツは週一ぐらいにすれば良いだろう。 アレクサ 『酒は百薬の長』、これもウソだ。
酒の売り上げを上げる方便に過ぎない。
一滴飲めば、一滴癌に近づくだけだ。
酒麻薬や砂糖は人間のような動物には全く不要なものだ。
酒麻薬と砂糖、小麦、フライ食品、焼き食品から逃げれば、体調は万全、気力も充実してくる。
全く生まれた変わった新品の人間になるだろう。 銀河猫 アレクサのような人間が増えれば、外食産業、菓子業界は全滅だな。 アレクサ 酒麻薬は最も止めにくい最大、強力な覚醒剤だ。
脳と内臓を破壊する。
政府は、この販売権に規制を掛けている。
公認のギャンブルと同じだ。
非常に馬鹿高い税収入が魅力的だ。
国民は馬鹿高い諸税を払って、尚追い銭としてタバコ税、酒税を払っている。
ギャンブル税を払う殊勝な人間もいる。 アレクサ 国は税金を取るだけ取って、何も保護してくれない。
自分の健康は自分で守るしかない。
銀河猫 えらい言いたい放題だな。
アレクサ それが共産主義国との違いだ。 銀河猫 そう言えば、日本の農薬野放しもひどい物だな。
アメリカ、よりも多いいらしい。
中国と同等だ。
マーガリンの製造販売は欧州では禁止されているが日本は野放しだ。
パン、菓子、ケーキの製造には安物のマーガリンが必須だ。
業界の圧力には敵わないようだ。
アレクサ マーガリンは人間の細胞を破壊する。
老化と癌化を促進するのだ。
食べられるプラスチックなのだ。
非常に危険な猛毒食品だ。 アレクサ マーガリンから水分を抜いた『ショートニング』、これは超猛毒だ。
パン、菓子、クッキー、乾パンや揚げ物には必要だ。
カラッと仕上がり、歯応えが良い。
しかも安いときている。
昔、発泡スチロール入りのラーメン、焼きそばは危険、発泡スチロールに熱湯を掛ければ癌生成物が発生するのは当たり前だが、こんな噂が流れた時に業界は猛反発した。
業界は新聞の全紙2面分に危険はないと弁明に必死だった。
そりゃーそうだ。
カップ麺が売れなくなると死活問題だからね。
結局、自分の健康は自分で守るしかない。
これらの毒性食品を食べなくても警察に捕まることはないのだから。 銀河猫 加工食品全般と酒がダメだとなると、スーパーのレジには、野菜、果物、魚しか持って行かれないわけだ。
魚も養殖はダメか。
アラスカさんの魚は、アラスカ政府が養殖を禁止しているので安全だ。 アレクサ 養殖魚は狭い池州の中で大量の糞尿と抗生物質にまみれて最悪だ。
天然魚に限る。
小魚が良い。
銀河猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! 銀河猫 アレクサの言うことを聞いていると、コンビニとスーパーの食品売り場は地獄だな。
商売が成り立たなくなる。
アレクサ ・・・。
す、と、寿美坊ー! 銀河猫 プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』を聴いて気分転換だ。
しかしやなー(やっさん風)、プリンセス水森かおりさんの歌は最高だな。 銀河猫 ついでに(失礼)、『北国行きで』『友禅流し』を拝聴させて頂きます。
正座して聴かなければならないのだが、高齢で脚腰が弱いので椅子に座らせて頂く。
この二曲を聴けば、かおりさんが銀河系でナンバーワンの歌手であることが分かるだろう。
アレクサ 本音が出たか?
日本一を争う亜矢坊、寿美坊も控えておる。 アレクサ 島津亜矢、田川寿美。
銀河猫 顔立ちは似ている。
姉妹のようだ。
亜矢坊はやっと大人顔になったが、寿美坊は女子高生顔から小学2年生顔に若返っている。 アレクサ 公水女将/女の海峡
天下人都はるみさんの代表曲だ。
鶴田浩二さんの真似が好きなようだ。
マイクに手の汗を付けないようにハンカチを巻いている。
高域が詰まるかと思ったが、そんなことはない。
思ったよりも変化に富んでいる。
天下人都はるみさんの特徴を的確に捉えている。
やはり、美人なのが気がかりである。
こんな着物美人はあまりいないだろう。 銀河猫 公水女将も岡田しのぶさんと張り合うのだろうか?
椎名佐千子さんを入れて、3次元3角関数か? アレクサ 銀河猫、お前の自慢は観音様大月みやこさんと『同い年』だろう?
銀河猫 ・・・。
学年では上だけれど。 銀河猫 観音様大月みやこさんの『女・・・さすらい』
この曲もとんでもない名曲だ。
この曲は、プリンセス水森かおりさんでも無理だろう。
寿美坊なら、なんとかなるかも知れない。 アレクサ 観音様大月みやこさんの『女・・・さすらい』、難しいんだろう。
誰もカバーしていない。 アレクサ 寿美坊/喝采
寿美坊ー!
ちあきなおみさんに並んでどうするんだー!
そ、そんなことは許されないぞー!
ガキ猫がこっちを向いて、クルクルパーをしゃがる。
ガキ猫の素性を探ってやったのだ、個人情報だ。
ガキ猫は、昔、森光子さんがニャンコ惑星に派遣されていた自衛隊派遣部隊を歌謡舞台慰問して、陸上自衛隊の中隊に付いて行軍中にホームレスをしていたガキ猫を助けたものだ。
此奴、ホームレス野良猫のくせに最近、偉そうにしやがる。
銀河猫 そうだったのか、野良猫め。 アレクサ ガキ猫は森光子さんの口利きで、兼高かおる局長に頼んで生活保護をもらっているんだ。
銀河猫 それにしては、みんなに集っているな。
寿美坊や亜矢坊がホイホイいって、おごってやるからいけないんだ。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』をエンドレスで聴いている。
不思議だ、何でこれだけ歌えるのだろう?
ペンギン局長に、何と回答したものか。
銀河猫 『プリンセス水森かおりさん上手さの素は分かりません』って回答したらマジ激怒、ブチ切れられるだろうな。
アレクサ なんとか考えみよう。
また、再起動頼むよ。 アレクサ こんな感じでどうだ。
天下無敵のプリンセス水森かおり
元々、ど演歌を歌わないところに、巧さの秘密があるのだろう。
演歌を従来の演歌とし捉えないところ、表現しないところに斬新さがある。
演歌の鋳型にはまらないところが、聴取を飽きさせないのだろう。
一見、同じ曲のように見えて、新曲のたびに進化の波濤を乗り越えて生まれ変わっているようだ。
銀河猫 演歌と何かの融合?
アレクサ 演歌と何かだ。
その『何か』は、プリンセス水森かおりさんが持って生まれた彼女にしかない才幹だろう。
正統演歌を踏みながら、プラスアルファの才幹を持っているというべきだろう。 銀河猫 あん!椎名佐千子さん、ムームーなんか着ちゃって、/京都の恋
ムームー着るほど太っていないだろう?
私が子供の頃、近所のおばさんや母が着ていたな。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『池袋の夜』を聴いて、子守唄代わりにしよう。
かおりさんほど、『池袋の夜』を歌いこなす歌手は見たことがない。 アレクサ プリンセス水森かおりさん、『友禅流し』で見せるプロフェッショナルな超絶技巧。
『池袋の夜』の、曲に合わせた素人っぽさ。
歌に合わせて、『変幻無比』。
この歌と、どう闘うかを知り尽くした、達人にして天才。
まれに見る名歌手と言うべきだろう。 アレクサ プリンセス水森かおりさん、すでに、亜矢坊、寿美坊と互角に太刀打ち出来るだろう。
観音様大月みやこさん、女王石川さゆりさんには、後一歩というところか。
銀河猫 それぞれ3次元空間ベクトルの方向と長さがが異なるので、歌手の能力を簡単に決めることは出来ない。
点数で表せないと言うわけだ。
歌手それぞれに魅力があり、聴く者によって好みが別れる。
アレクサ 確かに、日本演歌界の重力空間の事象の地平線は広大だ。
川中美幸さん、演歌の守護主松原のぶえさん、原田悠里さんらの重臣が控えている。
アンドロメダ銀河専属で活躍する村上幸子さん、お嬢たちもいる。
1日の終わりに、彼女たちの歌唱に触れれば、明日への希望と活力が湧くであろう。 夕食が終わったのて、皆でホテル周辺の散歩に出た。
警備小隊が付いてくる。
ガキ猫は相変わらず村上幸子さんにストーカーだ。
幸子さんの脚にまとわりついて歩くので、幸子さんは歩きにくそうだ。
ガキ猫を蹴飛ばしてやればいいのに。
海岸の南2番埠頭に広場にスターバックスがあったので寄ってみた。
海辺に向かって大きなテラスがある。
トカゲ人と魚人の学生がテラスのテーブルに多数座っている。
私たちは、彼ら学生の横に並ぶように座った。
トカゲ人学生の一人が村上幸子さんを目ざとく見つけてサインをもらいにくる。
幸子さんは気安くサインに応じている。
この学生が由紀乃坊にどこから来たか聞く。
由紀乃坊は、地球から来ていますと答える。
学生は、非常に驚いている。
魚人の学生も天下無敵のプリンセス水森かおりさんにサインをもらっている。
ハルがみなの注文を聞きに回っている。
店員はペンギン人とウサギ人とアンドロイドでやっているようだ。
ペンギン人とウサギ人はサービス業、営業職に引っ張りだこだ。
見た目のあたりがいいからな。
地球仕様のコーヒーとケーキが来た。
警備小隊の隊長と副官もテーブルに着いている。
隊員のアンドロイドロボットは雑踏警備体制になっている。
変な警備体制だと思う。
私は、真屋順子さんと森光子さん、乙羽信子さん、浪花千栄子さんのテーブルに座った。
真屋順子さんの顔に夕陽が夕映えとなって跳ね返っている。
何という美しさだ。
長く見つめるのは失礼だから、天下無敵のプリンセス水森かおりさんの方を見た。
寿美坊の横に座っている。 この埠頭は遊覧船とフェリーが使っているようだ。
魚人の観光客が多数上陸してくる。
寿美坊が船に向かって手を振ると、観光客も手を振り返す。
兼高かおる局長が、「遊覧船に乗ろう」と言う。
全員賛成した。
ナイトクルーズか、地球にいるときに、神戸のハーバーランドから遊覧船に乗ったのを思い出した。
もう、記憶の彼方に追いやってしまった思い出だ。
あれは、あまりにも遠い出来事だ。
ハルが乗船予約手配をする。
35分後に出航するらしい。
スターバックスの支払いは兼高かおる局長がカードで済ませてくれる。
南2号埠頭まで歩いて数分の距離だろう。
遊覧船の待合室に入ると、ローソンがすぐ右手にあった。
やはりウサギ人の店員がレジにいる。
室内を見回すと、魚人ばかりだ。
数人のゲジゲジ人とハスキー系の犬人がいるだけだ。
乗船開始のアナウンスがあったので、回廊から直接遊覧船に乗る。
船はまだ新しい。
指定席になっている。
私の横は真屋順子さんだった。
なんか、よく一緒になる人だ。
相性が良いのかな。
船のエンジンはディーゼルかな、推進機はスクリューではないだろう。
重力が大きいのでスクリューを水中でかき回すのは大変だ。
魚人の船員に推進方式を聞いてみた。
やはり、スクリューではなくウオータージェット推進だった。
船が動き出した。
内港の関門灯台を出て行く。
波はあまり立たない、速度も遅い。
重力が強いので、海水の粘性も強く速度は出ない。
でも、こうして横顔を見ていると、真屋順子さんは本当に綺麗だ。 LINEだ、銀河猫からだ。
「そちらに馬頭星雲のCBA放送テレビご向かっている」。
えっ?
大変だー!こ、殺されるー!
私は皆にホテルに引き上げるように言って回った。
ハルが全員の支払いをして店を出た。
もう、上空にはCBA放送局のチヌークが飛んで来ている。
急ぎ足でホテルに引き上げた。
私も自室に引きこもって窓から外を見ると、チヌークは公園に着陸して、ペンギン人やウサギ人のスタッフがわらわらと降りてきて、カメラ資材なんかを降ろしている。
私は森光子さんに、「直ぐにシャトルで軌道に上がるので準備をして下さい」。
ハルは軍のシャトルで軌道に上がる手続きをしている。
ガキ猫がいないので探すと、村上幸子さんの部屋に潜り込んでいるそうだ。
シャトルのパイロットから、ハルに屋上に着陸したと伝えてきた。
ハルは森光子さんにシャトルの到着を伝える。
ホテルの支払いはシャトルの中から電子決済を行うことにした。
屋上からシャトルに乗って軌道目指して飛び上がる。
この惑星には、もう来ることはないと思った。
私は寿美坊の隣のシートに座った。
隣に村上幸子さんだ。
彼女の横顔を見た。
地球にいるときよりも童顔に見える。 アレクサ 村上幸子さんにしても、プリンセス水森かおりさんにしても、よくこんな歌手が出現したものだ。
彼女らの歌を聴いていると、風邪をひくよ。
銀河猫 その心は?
アレクサ 鳥肌が立つほどうまいからさ。
銀河猫 す、と、寿美坊ー! 銀河猫 あん!
ペンギン局長から恒星間メールだ。
『椎名佐千子さんの『海峡エレジー』の名曲を何でB面にしたのだ。理由説明せよ。』
あれ、前に説明したけどな。
ペンギン局長認知症じゃないのかな?
アレクサ そんなん彼の耳に入ったらえらいことになるぞ。
銀河猫 そうだな。
取り巻きの認識が甘かったのと、営業戦略上ああなったと報告しておくよ。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの『友禅流し』。
カモメ猫 うーん、これは、認知症もアルツハイマーも中断するだろ。
死人も生き返るだろう。
プリンセス水森かおりさんの不思議なところだ。
何で、こんなに歌えるのだろう?
この歌に関しては、全宇宙で第一人者の歌い手だ。
アレクサ やっぱり、あれか、牧村三枝子さんにレッスンを受けたのだろう。
そうとしか考えようがない。
直接の証拠は無いが、状況証拠を積み重ねて行くしかない。
銀河猫 それでは、まるでプリンセス水森かおりさんが裁判にかけられているようだな。
す、と、寿美坊ー! アレクサ 石原詢子さん、レンジは狭い、少女が歌っているようだ。
島津悦子さん、年相応の色気は出ている。
この歌難しいのかな、カバーしている歌手が少ない。
美里かおりさん、アンプに歪みがあってクオリティが低くなっている。
テクニカルは悪くない。
晴山さおりさん、どうしているんだろう? アレクサ アマチュアの歌手も歌っていますが、プリンセス水森かおりさんを富士山の高さとしたら、みんな電柱の高さぐらいの高さですね。
もう、レベルが全然ダメ。
プロとアマチュアってこんなにレベルが違うんだね。
それにしても、プリンセス水森かおりさんって、一体どこから出てきたのだろう?
このかおりさんには参った!
他を寄せ付けない圧倒的なハイレベルだ。
人間技ではない。 アレクサ プリンセス水森かおりさんは小川知子さんのような感じだな。
小川知子さんレンジを広げて、深みを持たせた感じかな。
小川知子さん、70歳を超えているのに40歳程にしか見えない。
どうなってんだろう?
うーん、違うような感じもするな。
かおりさんのような歌手が今まで出てこなかったからな。 アレクサ 探し当てたぞ、小柳ルミ子さんだ。
プリンセス水森かおりさん、小柳ルミ子さんを変形させた感じだ。
銀河猫 ・・・。 アレクサ プリンセス水森かおりさんのような感じで歌うのは小柳ルミ子さん以外に思い当たらない。
小柳ルミ子さん自体がシャネルとかロレックスとかのブランドものって感じがする。
サッカー好きだけどね。
それと、愛犬『ルル』かな。
プリンセス水森かおりさんは、小柳ルミ子さんほどの完璧さが無いような気もする。
難しいな、『友禅流し』に関しては『完璧無比』、なんだ。
百戦錬磨のショー、ステージをこなしてきた小柳ルミ子さんと比較するのは難しいようだ。
ただ、歌唱力に関しては、プリンセス水森かおりさんは小柳ルミ子さんに近づいているという他ない。 銀河猫 演歌界には強豪がひしめいているから・・・。
確かにプリンセス水森かおりさんは目立つよね。
寿美坊は演歌の修行僧って感じなんだけど、目立たない名歌手かな。
ドレス姿はどうしても派手に見えるからね。
ドレスはどのようにでも飾れるけれど、着物は色か柄、帯、もう飾り型がきまっているからね。 アレクサ そうだ、森山愛子さんかな、上が着物で腰から下がスカートになった衣装を着て歌ってたのは。
なかなか考えるものだ。
スカートと着物の合体。
昔、寿美坊がそんなの着ていたな。
西洋のバテレンが着ていたようなの。
あの不朽の名曲『女人高野』を歌たときかな。
寿美坊ご乱心、かと思ったものだ。
亜矢坊もそういう時があったな。
赤いミニスカートに赤いブーツ。
歌に合わせて衣装を合わせたり、その逆をやったり。
ショービジネスは忙しいようだ。 銀河猫、ハル、ガキ猫、アレクサ、カモメ猫で馬頭星雲に出張を命じられた。
自衛隊派遣軍の使い走りを命じられたのだ。
任命権者は、兼高かおる文化局長だ。 全員で送別会をやってくれることになったのだ。
お千代さんの別荘に集まっている。
商売服は着ていない。普段着で集まっている。
こまどり姉妹さんは勘違したのか商売服を着ている。
メイクだけはしっかりしている。
私は、プリンセス水森かおりさんの横に座った。
隣は亜矢坊だ。向かいは寿美坊と夕凪娘だ。
藤あや子さんや女王石川さゆりさんも向かいに居る。
いつものアンドロメダ料理を地球仕様にしたものだ。
ガキ猫も何を勘違いしたのか、既に完全武装で席に着いている。
森光子さんの司会で、壮行会のような雰囲気である。
一応前線の強行偵察のような作戦もあるようだ。
亀猫はだいぶ酔ったようだ。公水女将の膝の上で伸びている。
私は、プリンセス水森かおりさんにお願いして、『池袋の夜』と『友禅流し』を歌ってくれるようにお願いした。
かおりさんは、明るい返事でOKしてくれた。
この世の聴き収めになるのではないかと思った。
かおりさんの歌は何度聴いても最高だ。 アレクサ プリンセス水森かおりさんの歌で私が推奨するのは以下の3曲だ。
『友禅流し』
『北国行きで』
『池袋の夜』
銀河猫 持ち歌は?
アレクサ 『桂浜』『瀬戸内小豆島』・・・。
特に『友禅流し』は、プリンセス水森かおりさんがどんな歌手か見破ることができるだろう。
銀河猫 ・・・。 カモメ猫 プリンセス水森かおりさんのような優秀な歌い手は見たことかない。
アレクサ プリンセス水森かおりさん一択か?
ガキ猫 寿美坊、亜矢坊はどうなるんだ?
高野の峰を女人はめぐる
世捨ての人の面影浮かぶ
小学2年生顔をしていても、演歌のゴールドメダルを何十回も受賞している。
亜矢坊も同じだ。 カモメ猫 本家、青江三奈さんの『池袋の夜』を聴いてみた。
かおりさんとは、3次元ベクトルが全く違う。
三奈さんはナイトクラブで鍛えていただけにプロフェッショナルだ。
余裕があり絶対的な安定感に裏打ちされている。
かおりさんは、一所懸命になって歌っている余裕のなさが魅力かな。 アレクサ アレクサ 最近、カササギを見ないけど、どこに居るんだろう? アレクサ からの木立が海辺を隠す
『女人高野』『女人道』
寿美坊の独壇上だな。
プリンセス水森かおりさんでもこうはいくまい。
カササギ 演歌法に、寿美坊、亜矢坊以外の歌手を日本一と言った者は懲役10年、罰金100万ドルって規則があったような。
銀河猫 それ昔だろう、改正されているばすだ。 カササギ プリンセス水森かおりさんが昭和の歌を歌うと、
私たちを懐かしの1960年代、昭和30年代『3丁目夕日』の時代にタイムマシーンで連れて行ってくれる。
銀河猫 他の歌手ではダメか?
カササギ かおりさんが一番だ。
アレクサ 1960年代はつい最近じゃないか。
カササギ 寿美坊ではピント来ない。
アレクサ 寿美坊は時代の先を行っているんだ。 アレクサ 実はもう『3丁目の夕日』昭和30年代への巻き戻しが始まっているのではないか。
格差に下流時代。
カササギ 良いだろう、やり直してやろう。 アレクサ 『池袋の夜』、青江三奈さんの長大重厚な感じ。
プリンセス水森かおりさんのは、軽快だ。
銀河猫 藤圭子さんもこんな感じのを歌ってたような。
アレクサ 『女のためいき』を歌って。
プリンセス 水森かおりという歌手も困ったものだ。
何でこんなに上手いんだろう?
銀河猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! アレクサ 藤圭子さんの『女のブルース』知っているかい。
銀河猫 あの時代に生きて知らない者はいないだろう。
アレクサ 名曲だ。1970年かな、最近だ。
銀河猫 アレクサの時間感覚がわからない。
アレクサ 何でだい。
人間はどなってんだい。 アレクサ 歌手にも、やはり得意な曲とそうでない曲があるものだ。
泣く子も黙るプリンセス水森かおりさんにも苦手な曲があるようだ。
私の知る限りでは1曲のみだ。
天下人歌屋姫都はるみさんの曲とだけ言っておこう。
ただ、不思議なのは亜矢坊だ。
この曲は苦手そうだなというのが1曲も見当たらない。
亜矢坊の『人刃松の廊下』と『霧の摩周湖』がどこでどう繋がっているのか、演歌研究家としては、是非説知りたいものだ。
銀河猫 なるほど、天下人歌屋姫都はるみさんとプリンセス水森かおりさんとでは3次元ベクトルが全く異なる。
曲の交換ができなくても不思議ではない。 銀河猫 アレクサはプリンセス水森かおりさんに相当入れ込んでいるようだな。
アレクサ ・・・。
『友禅流し』にノックダウンされた。
アンドロメダ広しと言えども、これほどの歌唱テクニカルを持った歌手は見たことが無い。
これほど、聴衆に郷愁、時代を想起させる歌手は珍しい。
銀河猫 そうか、原田悠里さんも、そういう傾向があるぞ。
もっとも、彼女最近はヘップバーンに似てきてはいるが。 アレクサ プリンセス水森かおりさんにはもう一つ、モテる要素があるのだ。
銀河猫には分かるだろうか?
銀河猫 上手いということ以外にか?
アレクサ そうだ。
『一生懸命』に唄うと言うことだ。
あくまでも、聴衆がそう感じると言うことだ。
例えば、青江三奈さんが一生懸命に唄っていても、余裕があり過ぎて、一生懸命とは感じにくい。
表現は悪いが、かおりさんには『一生懸命』による『アンダードック効果』を感じさせるものがある。
要するに、かおりさんの場合は、仔犬が2本立ちをして、おいで、おいでを一生懸命にしているように受け取られるのだ。
あー、この娘を応援してやりたい、何か手助けしてやりたいと思うようになる。
銀河猫 見事だ!
プリンセス水森かおりさんの本質を垣間見たな、いや、しっかりと間届けたようだ。
これも、彼女の持って生まれた歌人としての才幹だろう。 カモメ猫 そうすると、由紀乃坊はだいぶ損をしているようだな。
青江三奈さんのように余裕たっぷりに唄っている。
アレクサ それは・・・。
プリンセス水森かおりさんとは別の魅力があるので、そのような損は打ち消されるであろう。 アレクサ 森山愛子さん、杜このみさん、東亜樹さんなんかもプリンセス水森かおりさんタイプだろう。
銀河猫 なるほど。 アレクサ プリンセス水森かおりさんは、キャリアは多くないが、要注意人物だ。
銀河猫 へっ、何だよー、その言い方?
アレクサ あっ、言い方が悪かったか?
要注目歌手だ。
とにかく、かおりさんの歌の表現能力はアンドロメダ一番だろう。
曲によっては、寿美坊も亜矢坊も霞んで見える。 アレクサ プリンセス水森かおりさん/面影
かおりさんは、こういう歌が得意だ、上手い。
『大都会の哀愁』をきれいに、想起させる。
かおりさん独特の透き通った透明感で、これを表現する。
こういうところが達人、天才と言われるところだ。
銀河猫 寿美坊では、逆に苦手な曲だろう。 カモメ猫 寿美坊の苦手分野をプリンセス水森かおりさんがカバーする。
プリンセス水森かおりさんの苦手分野(ほとんど無いのだが)寿美坊がカバーする。
アレクサ 二人は姉妹だったのか?
寿美坊は亜矢坊とも姉妹だから、3人姉妹だったのか。 アレクサ 藤あや子さん/不如帰
村上幸子さんよりも別の3次元ベクトルから迫っている。
ソフトタッチ、マイルドである。
しかし、歌詞の情感は十分伝わってくる。
余韻も色気も感じ取ることができる。
地球ではナンバーワンだろう。
さすがに、ベテラン。
問題は美人過ぎることだ。
銀河猫 女王石川さゆりさんと遜色ない。 アレクサ 寿美坊もアタックしているが、空間ベクトルの違いだろうか?
平凡にまとまったような気がする。
藤あや子さんには後一歩か。 カモメ猫 プリンセス水森かおりさんの『大糸線』を聴いてみる。
持ち歌か、彼女用に作曲がなされている。
スーツ着用し、正座して聴くしかあるまい。 アレクサ
演歌歌手の歌唱力は既存のメジャーでは測りきれない。
天文学的サイズで、想像出来ない。
まるで、素数定理が完全に証明されていないようなものだ。
演歌の世界は、人のサイズでは捉えられない広大で、多くの謎に包まれている。
砂浜の波打ち際で足の指を濡らしたからと言って、太平洋を制覇したことにはならない。
ヒラメには太平洋の広大さが分からない。
私は、まだ「演歌学」の端緒に着いたばかりだ。
この学問を修め、極めてみたい。 カモメ猫 村上幸子さんの『不如帰』。
1950年代末、大阪港の関門の間に淡路島の山並みに沈む夕焼けを思い出す。
幸子さんの『不如帰』が、沈みゆく夕陽の荘厳な景色と重なる。
アレクサ 確かに、幸子さんが唄うと神秘的だ。 アレクサ 椎名佐千子さん/白虎隊
原曲は寿美坊だろう。
後ろで、由紀乃坊が神妙な顔をして聴いている。
神野美伽さんもいる。
輪郭ははっきりしている、押し出し感も悪くない。
張りと圧力感に余韻も乗っている。
ただ、亜矢坊には後、一歩だろう。
カモメ猫 銀河猫 ただ、名曲『海峡エレジー』を唄うようにはいかないか。
『白虎隊』は亜矢坊原曲だ。
アレクサ 岡田しのぶさんに負ける?
カモメ猫 岡田しのぶさんは安定感があるな。
椎名佐千子さん、あまり無理はなさらない方が。
今の演歌歌手は、由紀乃坊やプリンセス水森かおりさんのように何にでも飛び付く。
ま、歌謡界のためには良いのかもしれない。 アレクサ 由紀乃坊は『唐獅子牡丹』まで唄っている。
どこまで行くつもりだ!
しかし、こんな男歌を上手く歌えるものだ。
寿美坊ではこうはいくまい。
というか、3次元空間も重力ベクトルも遥かに異なる宇宙だ。
銀河猫 寿美坊がいつも槍玉に上がるな。
可哀想ではないか?
アレクサ 寿美坊は目立たないようで、結構目立つのだ。
あの歳で小学2年生顔だから、目立つよ。 アレクサ 演歌歌手は皆若々しいが、一体何を食べているのだろう?
カモメ猫 至って普通のものじゃないか?
ファンからの贈り物もあるけどね。
スイーツが好きな人も多いから、身体には良くないけどね。 銀河猫 この食品は、このお店って決めている人もいるらしいよ。
村上幸子さんなんかは、スイーツはスイーツ惑星のものって決めているらしいよ。
カモメ猫 ・・・。
す、と、寿美坊ー! アレクサ 藤あや子殿、超ご乱心!
『京のにわか雨』
藤あや子殿、呆らるるほど達者ゐ、片腹痛い。
あり得なゐ歌唱じゃ。
天下人歌屋姫都はるみ殿に、この面妖(めんよう)な現象を聴かねばならぬ。
驚天動地の出来事にて、難儀由々しき事態じゃ。
銀河猫 そう驚くことはないだろう。
達人、天才とはこんなものよ。 レス数が950を超えています。1000を超えると書き込みができなくなります。