アンドロメダ銀河見聞録 2(PC)
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地球でお亡くなりになった方々が、アンドロメダ銀河で新しい生活を始めているという想定のSFです。
アンドロメダ銀河には地球で生存している方々は自由に往来が可能です。
ただし、お亡くなりになられた方々は、宇宙の法則にり地球に帰還できないという設定です。 天下人都はるみさん/大阪しぐれ
本家登場!
万雷の拍手に迎えられる。
量子(格子)暗号は完全に解読している。
彼女の/大阪しぐれ を超えることが出来る歌手はいたかな? お千代さんの別荘に引き上げることになった。
裕次郎さんの船に乗って島を離れた。
操船は私が行った。
島と半島の狭い水道に差し掛かったので、私は裕次郎さんと交代してもらった。
潮の流れが早くて、渦を巻いている所もある。
水道を抜けると、別荘の庭の突堤が見えてきた。
裕次郎さんは、俳優か船乗りか、着岸は切り返しもなく一発で決めている。
私なら、4〜5回は前後進をして切り返していただろう。
ガキ猫は天下人都はるみさんに抱かれたまま別荘に入って行く。
カササギは森光子さんの肩に止まったままだ。
みんな、旅装を解いてゆっくりしている。
温泉に入りに行く人もいる。
地球に戻る 人もいるようだ。 ゆ、由紀乃坊/アンコ椿は恋の花
由紀乃坊正気かー!?
由紀乃坊御乱心!
へっ!
天下人都はるみさんに迫ろうとするところは買ってやる。
持ち歌ではないから、ま、こんなものか。 由紀乃坊/恋する夏の日
あーっ!
へっ!
天地真理さんが乗り移ったか?
一体全体どうなっているのだ! 由紀乃坊!
選曲を間違えなければなら、異次元歌手の仲間入りだ! 森光子さんは馬を見に行くと言ったので、私も付いて行く。
馬小屋と言うより、馬の立派な居室だ。
世話係のアンドロイドが餌を与えている。
馬は森光子さんの顔を見て、頭を上下に振っている。
顔を撫でてやると喜んで声を上げる。
ガキ猫も一人でやって来た。
ガキ猫は馬と会話が出来るのか?
何か会話している。
これは、仰天だ、そうか、ここは地球じゃないんだ。
何があって驚くべきではない。 私は、温泉に入るとする。
ガキ猫とカササギも付いてくる。
温泉のロビーの立体ディスプレーに、藤あや子さんか?
/こころ酒
美人姉妹だから見分けが付かない。
伍代夏子さんと、変わらない歌唱テクニカルだ。
やはり、姉妹か。
藤あや子さんの方が、神秘的な美人かな。
伍代夏子さんのは、美人オフィスレディような感じかな。
ま、どちらも美人に変わりはない。 神秘的な美人といえば、昔、テレビで「赤い鈴蘭」というドラマがあった。
西田佐知子さんと冨士眞奈美さんが共演していた。
ご両人とも、神秘的な美人だったのでビックリ仰したものだ。
今は、あんな神秘的な美人は女優さんは誰だろう? 美人歌手はたくさんいるんだけれど、神秘的というと。
みどり坊、冬美坊、寿美坊〜、難しい。
意外とたくさんいるようだ。
門倉有希さん、石原詢子さん、あー、まだまだたくさん居るわ。 水田竜子さんもよく見ると(失礼)、とんでもない美人だ。
三沢あけみさん、この人も凄まじい美人だ。 藤圭子さん、あー、キリがないな。
演歌歌手って美人でないといけないのかな、みんな美人だもの。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんと寿美坊は全くタイプの異なる歌手だ。
寿美坊は、自分の歌のテクニックに絶対の自信を持っている。
もう歌のテクニカルを完成してしまいましたと感じさせる。
水森かおりさんの場合もテクニカルは完成してしまったのだけれど、それを感づかれないように、私はまだ修行中ですと、歌っているように見えるのだが。
みなさんどう思われますか。 別の板に書いていた、失敗、失敗。
寿美坊は、もう、余裕たっぷり、お嬢のような感じかな。
そういえば、女王石川さゆりさんなんかも余裕たっぷりだ。
寿美坊も大御所の重臣の列に加わったということだろう。 露天風呂に浸かって、立体スクリーンで天下無敵のプリンセス水森かおりさんの/大糸線 を聴いている。
あー、生き返るようだ。
彼女の歌は、見通しが良く透き通っている。
霧が晴れて行くようだ。
ハワイのマウナケア山ですばる望遠鏡で遥かな銀河を見ているようだ。
雨上がりの虹を見ているような感じもする。
今、一押しの歌手だろう。
寿美坊も遅れを取らないように。 水森かおりさんの場合は、A&Rの作成した作戦を完全に遂行する能力、表現力があると言うことだ。 別荘の改修も終わって、露天風呂の外構というか、意匠も変更されている。
以前よりも水平線が広く見える。
ロビーに上がって見ると、兼高かおる局長が帰って来ている。
お嬢と何やらお話し中だ。
かおる局長がこちらを見たので、軽く会釈した。
カササギとガキ猫がかおる局長に愛想を振りまきに近寄る。
かおる局長がガキ猫の頭を撫でる。
ガキ猫は、「局長は相変わらず美しいです」と言っている。
私は、近くのソファーに座った。 誰がリクエストしたのか、桂銀淑さん/東京ブルース
遥か昔、昭和30年代末、1964年頃か。
美人歌手(とんでもない美人)の西田佐知子さんが大ホームランさせた歌だ。
/アカシアの雨が止むとき よりも私は好きだ。
あの裏声がたまらない。
桂銀淑さんの掠れた声もたまらない。
カバー歌手では桂銀淑さんが一番上手いかな?
地球では、色々事情があって日本に来れないようだ。
こちら、アンドロメダ銀河では、よく歌ってもらっている。 浪花千栄子さんが来る。
「アンさんに演歌研究家の名刺をもらいましたが、それ職業でっか?」。
私「そうですね、趣味であり、職業でもあります」。
千栄子さん「アンさん、色々面白い仕事をしてますがな」。
「アンドロメダ銀河軍の軍事顧問もしてまんのでっか?」
私「そうですね、楽しいです、ハルとカササギやガキ猫が取り巻きです」。
千栄子さん「アンさんとは地球にいた時にお会いしましたかなー?」。
私「いえ、会っていません、千栄子さんは有名な女優さんですから、千栄子さんの映画はよく見ました」。
千栄子さん「そうでっか、私なんか女優以外は何もできませんさかいなー」。
私「何をおっしゃるんですか、大女優がそんなことを。私なんか俳優なんて難しい仕事はできませんよ」。
千栄子さん「そうでっか、高倉健さんとも共演出来て良かったでっせ」。
私「羨ましいです」。 千栄子さん「アンさん、演歌だけやなしに芸能人研究家もやったらよろしまんがな」。
私「そうですね(受け答えの冒頭、「そうですね」は浅田真央さん風、彼女はまず肯定から入る)、楽しいですね、やってみます」。
千栄子さん「アンさん、イケメンやおまへんけど、俳優でいけまっせ」。
私「そうですか、アクション俳優をやりたいてますね」。
「千栄子さんのお力を借りれば、明日からでも俳優になれますね」。
千栄子さん「よかったら、私と共演しまっか?」。
私「はっ、畏れ多いです、私なんか脇役の端役で十分です」。
千栄子さん「アンさん面白い人ですがな」。
そこに、村上幸子さんが食事の用意が出来ましたので食堂に行きましょうと、誘ってくる。 食堂に行く、例のバイキング方式だ。
真屋順子さんと中田喜子さんの間に座る。
中年の色気で酔って来た。
向かいは門倉有希さんに天下無敵のプリンセス水森かおりさん、椎名佐千子さん、岡田しのぶさんだ。
豪華メンバー、みんな豪華だけれどね。
裕次郎さんとお嬢が簡単に挨拶トークを行った。
兼高かおる局長も文化庁からのお知らせを話された。
裕次郎さんは、乾杯の音頭を天下無敵のプリンセス水森かおりさんにやらせた。
「かんぱーい」と言うのが歌っているような響きがあった。さすがに名歌手だ。
席を立って、カウンターの料理を取りに行く。
天下人都はるみさんが前にいる。
ピザかと思ったら、お好み焼きだった。
はるみさん用かな、うどんもある。
もちろん、はるみさんは両方取っている。
私も何十年ぶりかなお好み焼きを取る。
はるみさんが笑っている。
良いねー、はるみさんの笑顔が。 馬猫が天下無敵のプリンセス水森かおりさんの横に椅子を持ってきて割り込んで座っている。
門倉有希さんが椅子をずらして間を開けている。
馬猫は意外と世間話に終始している。
かおりさんも普通に応じている。
馬猫はよほど、水森かおりさんが気に入っているようだ。
しょうがないね、歌も性格もアンドロメダや地球でトップクラスだから。 また、別板に書いた。認知症か?
ガキ猫「寿美坊は暗い性格か?」。
私「いや、元々性格は天然で明るい」。
「ただ、ステージでは緊張して暗い感じの時もある」。
ガキ猫「かなりのキャリアがあるのに緊張するのか?」。
私「歌手は人気商売でもあるのだ。ステージでのミスは笑って済む場合ばかりとは限らないからね」。
ガキ猫「なるほど」。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんの歌い方は、透明で見通しが良く、明るくて歯切れが良い。
演歌重力の桎梏を受けても、重たい感じがしない。
声の情報量と重力は比例するのだろうか? 天下無敵のプリンセス水森かおりさん/嵯峨野巡礼
寿美坊の/女人高野 に匹敵する。 寿美坊/女人高野
演歌の重力が空間を歪めている。
その歪みの不条理の中で葛藤し、重力に抗うことが生きることだ。
重力に負けた時に人は死んで行く。
寿美坊のテクニカルが、人の世の儚さを歌い上げ、寿美坊の重力が聴く者の心を引きつける。
寿美坊の色のついた重力に瞠目する。 あん!
神野美伽さんの新幹線での、箸、フォークの件ね。
ブログを読んだけど、神野美伽さん、何も謝罪することはない。
車掌は、車内販売人に聞いてやるか、仕事が管轄違いなら
販売他人に聞いて下さいと言うのが相当だ。
「フォークも箸も有りませんと」と、車掌室のドアを思い切り閉めるのは乗客への否定だ。
有り得ない対応だ。
JRの意識構造は、国鉄時代から変わっていないと言うことだろう。
東京五輪で外人観光客に、こんな応対は有り得ないだろう。 車内販売人への教育も放ったらかしなんだろう。
弁当を売っておいて、箸もフォークも付けないでどうするつもりだ。
猿じゃあるまいし、手では食えないだろう。
福知山線の大事故が起こるのも当然だ。 福知山線の脱線事故の翌日、大阪市港区のJR弁天町駅に仕事があって降りた。
駅の改札で、ある乗客が「お前とこ、人殺し会社やないか」と、言っていた。
JRというのもタチが悪いのだ。
神野美伽さん、あなたの意見は正しいよ。
何も心配することはない。 私は、前にいる岡田しのぶさんに「岡田さんは、昭和の演歌歌手って感じがします。いい感じですよ」。
「正統を踏んだ昭和の演歌歌手、そんな感じです」。
岡田しのぶさん「そうですか、ただ、曲によっては昭和を意識しますね」。
「演歌歌手であるというのは当然いつも考えています」。
私「姉御肌って感じがしますよ」。
岡田しのぶさん「そうですか」。
馬猫は隣の門倉有希さんや椎名佐千子さんとも歌の話で盛り上がっている。 銀河猫から恒星間LINEだ。
発信元は「プレアデス星団」となっている。
「今はプレアデス星団にいます、もう、2万年も戦争が続いています」。
3千年ほど休戦していたので 「3千年ほど休戦していたのですが、また戦争が再開しています」。
「私は、そちらに帰りますのでよろしく、2時間もあれば帰れます」。
「そちらの座標を送ってください」。
私「長く会っていないね、座標は送りました」。
また、賑わしくなる。
あんな綺麗な星団で長い戦争か。
アンドロメダでは、銀河連邦が上手く機能しているのでほとんど戦争は無い。
隣の真屋順子さんが「星猫さんはどこ?」と聞いてくる。
私「シリアスで超新星爆発の兆候が無いか観測や調査をしています」。
真屋順子さん「危険な仕事ですね」。
私「そうですよ、シリウスが爆発か、連星と合体すれば終わりですね」。
「地球は、まず終わりですね、アンドロメダでも相当の被害は出ます」。
「太陽が先か、シリウスが先かです」。
真屋順子さん「怖いね」。 藤あや子さんは、艶のある歌唱だ。
伍代夏子さんは、クリアな感じかな。
ただ、義兄弟なだけにテクニカルは似ている。
舞台所作は伍代夏子さんの方が華やかかな。
藤あや子さんは落ち着いていると言うのかな。
伍代夏子さんのが妹かな。 女王石川さゆりさん/夜桜お七
芳醇な感じがする、だだ平伏してお聴きするのみ。
代わりに、冬美坊/天城越え
さゆりさんほどビートの近接にシャープさはないが、選曲ミスではない。
冬美節の/天城越え といった所だ。
ここまで仕上げれば大したものだ。
キャリアや才能は伊達ではなかったわけだが。 冬美坊も、デビューの頃の山嵐タンクローを思えば、今の冬美坊は、想定外の仕上がりと言うべきか。 ガキ猫は、天下人都はるみさん膝の上に上がって、お好み焼きを食べている。
ワインまで飲んで、かなり酔っているようだ。
村上幸子さんの方を見て手招きをする。
幸子さんも手を振った。 ガキ猫はひつこく村上幸子さんに手招きを繰り返す。
天下人都はるみさんが、「村上さん、こちらに来てあげてください」。
村上幸子さんは、ガキ猫のそ側に来る。
ガキ猫は、幸子さんにべつのワイングラスに赤ワインを注ぎ、一杯やって下さいと勧める。
幸子さんは腰を折って、ガキ猫と乾杯をする。
ガキ猫は幸子さんに握手をしてもらって満足顔だ。 カササギがガキ猫のそばに来て「村上幸子さんを呼ばずに自分が幸子さんのそばに行け」と言って羽根で頭をしばいた。
ガキ猫「すまん、酔って動けないんだ」。
カササギ「動けなくなるまで飲むな」。
「はるみさんに背負ってもらって、部屋まで帰るつもりだろう」。
はるみさんと幸子さんが笑っている。 カラオケ大会の始まりだ。
天下無敵のプリンセス水森かおりさん/庄内平野風の中
風が燃えてる 庄内平野
千のひぐらし鳴いてます
声に味が出て来た、綺麗な余韻も残る。
いつものように、透明で見通しの良い声だ。
心洗われる、生き返るようだ、湯布院の温泉に浸かっているようだ。
寿美坊!負けるなよ。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんの歌は、湯布院の岩風呂から、アンドロメダやプレアデス星団を見上げいるようだ。
声に色気も出て来た。
何と言う心震わせる歌声か。
寿美坊!遅れを取っていないかー! でたー!
演歌の守護神松原のぶえさん/愛冠岬
このお方も、寿美坊と同じで口の中にエレクトーンを仕込んでいるようだ。
黄金の声音だ。
千変万幻、とても松原のぶえさんが歌っているとは、にわかには信じ難い。
別人が歌っているようだ。
大分の片田舎の山里から東京に出てきて幾星霜。
「演歌の守護神」にふさわしい。
若い時よりも可愛らしくなっている。
日本人形が歌っているようだ。 性格か?
天下無敵のプリンセス水森かおりさん
村上幸子さん
うーん、甲乙つけがたい。
寿美坊?
三つ巴か? 性格の悪い人は?
性格の悪い人は演歌歌手にならないよ。 仲宗根美樹さん/川は流れる
黄昏の水の眩しさ
黄昏の哀愁漂う感じが、なんとも・・・。
この歌も、そう、昭和36年だから、1961年かな、日本全国を絨毯爆撃したんだ。
全国津々浦々明けても暮れてもこの歌一色。
天下人都はるみさんがデビューする2年ぐらい前だったかな。
仲宗根美樹さん、美人でえくぼが良い。 当時の歌い方と今は、かなり変わっている。
まろやかになっているのと、余韻、深みが増している。
自分流に、こう歌う方が好き、と言う感じかな。
彼女らしさが出ていて、また別の哀愁が重なっている。
国宝級の歌と言うべきか。
寿美坊の「女人高野」の先立か。 天下無敵の水森かおりさん/湯西川
そんな歌、ベクトルが全然違う1800ミル(180度
)違うだろう。
どう歌うのだ? あれ、/湯西川
天下無敵のプリンセス水森かおりさんと岡田しのぶさんのとは別の歌ですか? 歌詞が違うから別歌だ。
めずらしいね。
岡田しのぶさん用、水森かおりさん用になっている。
安心した。
岡田しのぶさんのは、演歌、浪曲調、声に出ている重力に惹きつけられる。
正統を踏んだ、重力を感じるド演歌だ。
一方、天下無敵のプリンセス水森かおりさんのは、ご当地ソングですね。
ただ、題名が同じだけ。
岡田しのぶさんの/湯西川
だと思っていたから、びっくりしただけです。
かおりさんのは、いつものパターンで、決まっている。
ふたりは、ベクトルが1800ミル違うのだから、これは、これでいいと思う。 岡田しのぶさんのファンと天下無敵のプリンセス水森かおりさんのファンと違うだろうと思う。
私は「演歌(歌謡曲)評論家」だから、どちらも一流の名歌手だと言っておく。
岡田しのぶさんは歌の重力で惹きつけ、身体捌きにも重点を置いているようだ。
中村美律子さんと同じような切り込みの深さはある。
天下無敵のプリンセス水森かおりさんは、いつも言っている通りだ。
二人の歌を交互に聴いてみるような贅沢を味合うのも一興か。 岡田しのぶさん、天下無敵のプリンセス水森かおりさんで思い出すのが、椎名佐千子さんだ。
このお方、隠れ(失礼)た名歌手だ。
ダイナミックレンジは岡田しのぶさん並みだし、声に重力もある。
姿形からは想像もできないパワーを秘めている。
歌のパワーだ、声も良い、顔も良い、ま、顔と歌は関係ないのだが。
岡田しのぶさんよりも重力は浅いかもしれない。
その分、軽快だろう。
岡田しのぶさんは重力が深いから、ド演歌がズシンと重なってくる。
三人三様、素晴らしい歌を聴かせてくれるものだ。 在馬頭星雲アンドロメダ派遣軍総司令部から馬頭星雲の戦線視察に訪れるように要請があった。
私がチームリーダーで、人選は任せるというものだ。
早速、裕次郎さんとお嬢に報告を行った。
裕次郎さんは、「全体会議をやろう」ということになって、全員をブリーフィングルームに集めた。
裕次郎さんは、私に事情を話すように促した。
私「こたび、馬頭星雲のアンドロメダ派遣軍総司令部から、彼の地の戦線視察に訪れる者を募集しています」
「後方基地への巡回と、多少の慰問も兼ねて行いたいと思います」。
「前回の慰問と同じ感じですね」。
「参加される方は今日中に申し出てください」。
「渡航費用とか、一切の費用は派遣軍から出ます、それ以外に慰問のギャラも当然出ます、ま、当たり前ですね」。 やはり、一番乗りは森光子さんだ。
先の大戦では、徐州に、山海関に石家荘、フィリピンにトラック諸島と飛び回っていたからね。
次いで、乙羽信子さんだ。 乙羽信子さんが、渡辺はま子さんも呼ぶと言っている。
大陸メロディーの女王か! ハルが渡辺はま子さんの動静を調べる。
アンドロメダの中心部で、歌謡曲や演劇を教えているようだ。
乙羽信子さんからの誘いだと言って、連絡を取る。
早速回線が繋がって、二つ返事で慰問に参加してくれるそうだ。
青春時代を思い出して、発奮しているそうだ。 乙羽信子さんと渡辺はま子さんが恒星間LINEの動画を使って長話を始めている。 森光子さんもブレイク(会話に加わる)して話し加わった。 天下無敵のプリンセス水森かおりさん/友禅流し
変調が深い、振幅が大きい。
このお方、白黒の単調な音符を七色に染めて歌うんだ。
この歌で、かおりさんの歌の量子暗号が解読出来たぞ。
異次元に片脚を踏み込んでいる。
うーん、そうだ、天下人都はるみさんと同じような世界線か。
ご当地ソングで、鋳型にはまっていると見せかけていただけか。
なかなか一筋縄ではいかない歌手だ。 天下無敵のプリンセス水森かおりさん
ご当地コマーシャルソングを判子で押しただけの歌手ではなかった。
何か足りないな、と、いうところがない。
そうだ、船村徹先生の言っていたように「ケチの付けようがない」だ。
いい意味で、玉ねぎの皮をむくようだ。
むいても、むいても歌の色が次から次に出て来る。
こんな宝石を掘り出した事務所は儲かってしょうがないだろう。 演歌の守護神松原のぶえさんのようでもある。
寿美坊の/みれん海峡
を聴いてみる。
天下無敵のプリンセス水森かおりさんに染められた脳では、寿美坊の歌も精彩を欠いているように聴こえる。
ダメだ、私の脳を初期化しないと。 天下人都はるみさんの/涙の連絡線 を聴いて脳を初期化しよう。
しかし、困ったことだ。
今度は、脳を都はるみさんに染められそうだ。
こんな国宝級の歌手の歌を聴いていると・・・。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんの歌は、そうだな。
透明で透き通った電気力線と磁力線がスパイラルになって無限遠点まで伸びているような感覚か。
開放感があり過ぎて、圧迫感が全く無いのだ。
持って生まれた天賦の才幹と磨き上げられた歌のテクニカルは日本一と言うべきか。 寿美坊ー!
天下無敵のプリンセス水森かおりさんに遅れを取っているのではないかー! 川中美幸さん/昔のように港町
北2号埠頭に昭和の残照が夕映えに反射する。
ただ平伏してお聴きするのみ。 続いて、川中美幸さん/越前岬
黒の着物が川中美幸さんに良く似合っている。
演歌にも良く似合う。
6回聴いてみた。
とにかく他の歌手とは違ったものを持っている。
当たり前か。
全てが完成されてしまっていて、何と言うのかな。
叙情演歌、
キャリアは女王石川さゆりさんと同じだ。
演歌教室をやれば大盛況だと思うのだが。
演歌博士、演歌教授というところ。 八代亜紀さん/恋あざみ
勝負曲か。
批評などしようがない、今は。
だだ平伏してお聴きするのみ。 岡田しのぶさん/神奈川水滸伝
ステージ超絶技巧派!
こういう歌は日本一か!
このお方には、根強いガチガチのファンがいると思う。
熱狂的なファンが多いいだろう。
昭和で青春を過ごしたベテランのファンだ。
私も、惚れる。
/粋な鳶職・晴れ姿
時代物の歌が得意なのかな。
/新田義貞
浪曲をやっていたのかな?
うん!
/おんな海峡物語
椎名佐千子さん風かな。
情熱的をはっきり撒き散らす。
やっぱり、重力は深い。 馬頭星雲慰問団のメンバーが決まった。
森光子さん、乙羽信子さん、渡辺はま子さん、赤木圭一郎さん
兼高かおる局長、真屋順子さん、浪花千栄子さん、由紀乃坊、寿美坊、亜矢坊。 ハルにアンドロメダ派遣軍から、駆逐艦がお千代さんの別荘に着陸すると連絡があった。
翌日、駆逐艦がお千代さんの別荘に着陸した。
みなの見送りを受けて、私たちは船に乗り込んだ。
見送りのお嬢と渡辺はま子さんがハグしていた。
5万トンクラスの反重力船だ。
あっという間に宇宙空間に出た。 私たちは船の中で、出国手続きと同時に入国審査を受けた。
船の中はすでにアンドロメダ派遣軍の領域だから。
軍艦という感じはしない。
豪華客船のイメージだ。
こんな船で戦闘をするのだろうか。
ハルが言うには、こんな船は前線には出ていかないそうだ。
後方から機械船の指揮を執るだけだそうだ。
馬頭星雲でも前線で戦っているのは全て機械ロボットだ。
どうしても必要があるときは、自然生命体が偵察と巡察に出る程度らしい。
それに、天下無敵のプリンセス水森かおりさんの/大糸線 が聴こえて来る。
私が演歌研究家と言うのも伝わっているようだ。
ここが駆逐艦の中とはとても思えない。
寿美坊や亜矢坊も不思議な顔をしている。 2時間後に、亜空間ジャンプに入る。
スーパードライブワープとタイムホール航法を行う。
馬頭星雲まで、5時間ほどで到着する。
帰りは、スピカ星系に寄る予定だ。
馬頭星雲からカノープス経由スピカ行きのフェリーに乗ることにした。
スピカは観光地だ。 石原詢子さん/友禅流し
あれ、この歌誰の歌だったかな。
このお方、こんなに上手かったかな(失礼)。
由紀乃坊のようだ。
連続仕掛け花火のよう拍手だ。
続いて/夕霧海峡
詩吟の師匠にしては、まろやかだ。
由紀乃坊よりもキャリアがある。
美人過ぎるのが気がかりだが。 歌のテクニカルとキャリアは相当なものだ。
しかし、目立たないというのは、やはり損だと思う。
これだけの歌い手なのに、目立たないだけで、上手くないのかと思われてしまう。
もっとも、私の注意不足で目立たないと思っただけかもしれない。
どうしても、天下無敵のプリンセス水森かおりさんや 寿美坊、由紀乃坊、女王石川さゆりさんに目が行ってしまう。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんの/面影 を聴いていると中断して、船内放送で亜空間ジャンプに入ると放送があった。
カメレオンか、良く音符に合わせている。
脚色をしない歌手だ。
そのかわり、元歌よりも上手く歌うのだから困ったものだ。
何千枚の声帯と何千枚の変面ドレスを持っているのだろうか。 天下人都はるみさん/アンコ椿は恋の花
彼女のこの歌を聴かなければなるまい。
うなり節ですよ。
/涙の連絡船 /好きになった人 /北の宿から
勝負曲、代表曲ですね。
言わなくてもわかっているか。
女王石川さゆりさん/大阪つばめ
はるみさんの歌の後で聴くと、線が細いような。
こんな曲の歌だろう。
と、言うか、歌のベクトルが異なるのだ。
全艦放送か!
まさかCICやブリッジには流していないだろ。
天下人都はるみさん/大阪しぐれ
量子(格子)暗号が掛けられているから、彼女しか歌えないような気がするのだが。 /大阪しぐれ
夕凪娘(香西)
脚色という感じはしないが、本人の良いくせは十分出ている。
由紀乃坊
ワイドレンジだ、色気があり過ぎか。
演歌の守護神松原のぶえさんのような感じも。
伍代夏子さん
落ち着いて、しっとりしている。
ていねいに歌い過ぎか、重力は深い。
冬美坊
何で洋服だ、たまたまか。
詩の表現は素晴らしい、見事だ。
天下人都はるみさんの前でこれだけ表現出来れば良いだろう。
はるみさんも、「良くこれだけ歌えるな」とらいう顔をしている。
多岐川舞子さん
歌詞の語尾の母音に特徴がある。
こな語尾の回し伸ばすところが上手い。
途中、はるみさんのも聴いてみる。
格子暗号の解読は完璧だ。
なんとも、非の打ち所がない無いとは、こういうことか。
多少のほころびを残してくれると愛嬌があるのだが。
村上幸子さん
あまり特徴はないが、2番、3番はプロとしての水平線よりはるかな高みにある。
1番は少し慣れなかったようだ。
都はるみさんのこの歌とは、ベクトルが異なるようだ。
900ミル「直角」 方向に異なるようだ。
ただし、1番のみ、2、3番は全く問題なかった。 村上幸子さんの場合は、地球にいた若い時のままでの評価だから、片手落ちかもしれない。
アンドロメダの現在の歌で評価しなければならないだろう。
で、本人に改めて歌ってもらった。
やはり、キャリアとは相当の重力があるものだ。
女王石川さゆりさんと互角かそれ以上だ。
芳醇な声になっている。川中美幸さんのような感じだ。 大阪しぐれ/藤圭子さんの歌ではない。
しかし、ここまで持って行くのだから、やはり昭和の偉大な歌手だ。
森昌子さん
古い言い方だが、「オールマイティ娘」、CPUコアアイ7と言ったところか。
教科書通り。
落ち目になったので、彼女に頼るしかないないという気待ちはわかる。
中村美律子さん
さすが、ベテラン。
こんな歌も歌えたのかという感じ。
哀愁漂う、表現力はの重力は深い。 森昌子さんをステージに立ってもらわないと客を呼べないのは、自分の歌がダメになったからだけではないだろう。 寿美坊/海鳴り
亜矢坊もこんな題の歌を歌っていたような。
寿美坊、天下無敵のプリンセス水森かおりさんに追いついている。
生き返っているようだ。
寿美坊の真価全開だ。
日本一に返り咲きだ。 /みれん海峡
音符に邪魔をされたのかな。
背景が違うだけか。 地球の思い出だけれど、今から55年ぐらい前だったかな。
心斎橋だったかな、本町だったかな、アサヒペンタックスの大阪営業所にカメラの修理に行った。
今と違って、暗い洞窟のような感じの店で、照明も蛍光灯ではなくて電球色の黄色い感じだった。
受け付けで、驚嘆した。
まさに、とんでもない美人がいたのだ。
そうだな、今で言うと、沢口靖子さんの若い時かな、長山洋子さん風かな。
そうだ、神戸大丸の西側正面入り口の受付にいたような感じの娘だったかな。
少し、ハーフのような感じもした。
当時だから、純日本人だとは思う。
今となっては、霞の彼方の思い出で、はっきりとした顔はもう覚えていない。
こんな所に、こんな美人を置いて大丈夫かなと思ったものだ。 昔は面白かった、セクハラ、パワハラなんて言葉も無かった。
個人情報もオープンフリーだった。
朝の挨拶に、女子社員のお尻を叩いて「おはようございます」。
向こうもこちらの背中を思い切りしばいて「おはようございます」。
電車に乗っても、前の座席に座っている若い娘のミニスカートの奥から白いパンツが丸見えでも知らない顔をしていた時代だった。
スキンシップが大目に見られた時代だった。
ゼロ歳の赤ん坊から、100歳のお婆ちゃんまでオールミニスカートの時代がまた来て欲しいものだ。 その、ミニスカートの反動が来た。
あっと言う間に長いズボンのようなパンタロンになってしまった。
ファション業界は一つの流行を裏切ってしまえば、男性の思惑など知ったことではない。 私たちの乗った船は馬頭星雲の主惑星系に到着した。
巨大惑星を利用して最終の減速に入る。
逆スイングバイをかけるために惑星の自転と逆向きに近づいて惑星軌道のカーブに入って行った。
惑星の重力と遠心力が釣り合うまでの間、船体が軋む音が聞こえる。
減速終了まで3日ほどかかるそうだ。
船内見学をしたり、カラオケをして過ごした。
アメリカ海軍の航空母艦の中の感じだ。
街の中と同じでなんでもある。
図書館で本を借りたり、散髪をしてもらったりした。
女性陣はグルメと洋品店やブティックをのぞいていた。
最終日は、慰問コースの説明、注意事項や装備品を受け取ったりした。
寿美坊も亜矢坊も、以前参加しているので不安は感じていないようだ。 冬美坊/大阪しぐれ/石狩挽歌
ドレスか!
後ろの下裾の長い天下無敵のプリンセス水森かおりさん風か!
/梅川忠兵衛
薄柿色の着物、難しいセリフだ。
30年経てば、山嵐タンクローもここまで進化の波濤を乗り越えるものか。
30周年記念曲/北の海峡
特に印象はない。
わやたやた ドレス姿は、なんと、「お嬢」に似ているじゃないか。
良いのか!? 冬美坊!ドレス姿は、なんと、「お嬢」に似ているじゃないか。
良いのか!? 天下無敵のプリンセス水森かおりさん、こんな歌手は見たことがない。
突然変異歌手だな。
事務所は儲かって、儲かって、ウハウハだな。 片肌脱いだドレスも決まっている。
詩の表現力と再現性は銀河系一か。
彼女は、いくら褒めても褒めすぎるということはない。
銀河系一の歌手に推薦しよう。
今まで、彼女のような歌手が出てきただろうか?
性格の良さも銀河系一だろう。
考古学者にして名医。
化石になった歌を掘り起こし、新たな生命を蘇らせて当時の何倍にも躍動させる。
奇跡の超絶技巧と言うべきか。
白黒の、色あせた音符を七色に染めてつむぎ出す。 天下無敵のプリンセス水森かおり。
不思議な魅力を撒き散らす。
声は、寿美坊よりも良いと言うわけではない。
彼女の持つ才幹は分からない、しかし、聴き耳を立てずにはいられない。
うーん、訴求力と言うのかな。
なんとも、不思議な歌手である。 寿美坊!
やっぱり負けているじゃないか!
とも言えないか。
寿美坊のテクニカルも侮れない。
/港町十三番地
軽快に、ワイドレンジに、水森かおりさん風に透明で透き通っている。
この歌をお嬢以外に、これほどに歌える歌手はいるのだろうか?
うん!?
城之内早苗さんか、臨場感はある。
港町の酒場の女性が歌っている雰囲気はよく出ている。
林あさ美さんもか、現代風に歌う。
東亜樹ちゃん、リズムに乗っている。
天下無敵のプリンセス水森かおりさんなら時代を引き寄せるだろう。
タイムマシンを隠しているようだ。 やっさん風に、「しかしやなー」、寿美坊は予期しないところで予期しない歌にとんでもない才能を発揮してくれる。
/港町十三番地
ついでに言うと、石原詢子さんの/友禅流し
も、寿美坊と同じだ。 あん!
天下無敵のプリンセス水森かおりさんもか、/友禅流し。
うーん、壮大な歌唱テクニカルだ。
宇宙の無限遠点にまで届きそうだ。
石原詢子さん、水森かおりさん、甲乙付けがたい。
透明感とスケールの大きさで水森かおりさんか?
石原詢子さんのあのしっとりした色気も捨てがたい。
それぞれに豊かな個性があるから、演歌は楽しい。 天下無敵のプリンセス水森かおりさんと、寿美坊は互いに競いあうように見えるのは私の独断と専横か?
そうだろう、私が勝ってに競わせているのだろう。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています