昭和53年に出た古賀政男追悼本、「古賀政男・昭和の日本の心・・わが歌は永遠に」(平凡出版1978))(220ページ)には、古賀政男と親交の深かった歌手や作曲家、文化人、芸能人、スポーツ選手、政治家等の追悼とか思い出、
『代々木上原三丁目 古賀政男邸』と題し、昭和13年に建てられた三千坪の古賀邸の庭や豪華な内部の写真と、古賀邸における古賀政男や愛用品,年譜など貴重な写真などがある。

また、昭和13年11月、外務省音楽文化親善使節として渡米するときの、藤原義江に見送られて東京駅を発つところ、同14年に帰朝し、松坂屋での歓迎会における三浦環との握手風景など。

また、その半分のページを割いて、『古賀政男傑作曲68選』と題して、「影を慕いて」「酒は涙か溜息か」から、「ひろしまの母」「浜昼顔」まで主な古賀メロディーの名曲68曲の楽譜と歌詞がまとめられていて圧巻。