>>249
亀レスですが、作られた日本の神話、読みました。とても面白かったですね。
演歌は歴史自体は意外と浅く、日本の心といったイメージは作られたものが分かったし、
一般的な演歌のイメージはいつ形成されたのか細かく分析されていました。

後半の方で歌謡曲・懐メロブームについて語られていますが、
昭和歌謡を持ち上げる一方でJ-POPには批判的であったりする雑誌の傾向(確か阿久悠さんもそんな感じと書かれていた)、
半田健人さんが良くも悪くも?自分の好きな昭和40年代を中心に歌謡曲を語っている事、
(ハワイやラテン、ジャズから影響を受けた作曲家・楽曲が40年代以前も存在するのにも
かかわらず、40年代以前は民謡・日本的な楽曲が多く、それ以降そういったものが増えたと語る、という感じだったような)
その阿久悠さんが亡くなった辺りから昭和歌謡が見直されたり、半田健人さんが登場したので、(長い歌謡曲の歴史の中のほんの一部の時代なのに)
多くの人は阿久さんの全盛期・半田さんが好むその昭和40年代・70年代を中心に歌謡曲を語りがちだ、と書かれていたのが印象的でした。

少し前に読んだので、多少間違いが有るかもしれませんが、読んで損はしませんよ。