ざ瘡(にきび)の治療で頻用されるテトラサイクリン系抗生物質が炎症性腸疾患(IBD)との関連を示した。
潰瘍性大腸炎(UC)のハザード比は、ミノサイクリン 1.10 (95%CI: 0.76 - 1.82)、ドキシサイクリン 1.06 (95%CI: 0.53 - 2.13)、テトラサイクリンやオキシテトラサイクリン 1.27 (95%CI: 0.78 - 2.07) である[5]。
因果関係は不明である。
ざ瘡患者の平均年齢「男性19.0±4.4歳、女性24.4±6.6歳」は、UCの発症が多い年齢層「男性20 - 24歳、女性25 - 29歳」と重なる[6]。
ミノサイクリンはアラキドン酸-5-リポキシゲナーゼ阻害作用を有する[7]。喫煙はTNF-αなどの炎症性サイトカインやアラキドン酸の産生を抑制することにより、UCの病態を軽減するといわれる。


これもうニキビの薬(テトラサイクリン系)が原因で良いんじゃないの?